やっぱり重傷だった? ネイマール父が息子の状態を明言「6週間から8週間か、もっとかかる」

2018年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

手術の可能性は?

息子ネイマール(右)からの信望を得ているシニア氏(左)。それだけにその言葉には説得力がある。 (C) Getty Images

 やはり、その傷は簡単に癒えることはないようだ。
 
 現地時間2月25日に行なわれたリーグ・アン第27節のマルセイユ戦で、右足首のねん挫および第五中足骨の亀裂という怪我を負ったパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWのネイマール。ブラジル・サッカー界が誇る至宝の今後については、様々な憶測が飛び交った。

 ブラジル・メディア『Globo』は、「手術を受けるために2か月以上の時間を要する」と報道。それに対して、パリSGのウナイ・エメリ監督は、「手術? その情報は間違っている。ネイマールがレアル・マドリー戦に出場する可能性はある」と否定していた。

 だが、やはりネイマールの完全復帰には時間が必要なようだ。

 現地27日、『ESPN』のブラジル版で、同選手の代理人も務めている父親のネイマール・シニア氏が、「パリSGはしばらくの間、ネイマールに頼ることができないことを理解している。手術を受けようと受けまいと、彼の治療には6週間から8週間か、もっとかかる」と話したのだ。
 
 常に息子へ助言を送り、近くでサポートしてきたシニア氏の言葉だけに、長期離脱の信憑性は高い。となれば、2点差以上での勝利が必要な3月6日のチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦・第2レグのレアル・マドリー戦の欠場は決定的となったと言わざるを得ない。
 
 父親は手術については明言を避けたが、一部メディアでは、いまだにその可能性についての憶測が飛んでいる。
 
 ネイマールは、2月16日にブラジル代表のチッチ監督が先行発表したロシア・ワールドカップ出場確定メンバー15人に含まれており、怪我が長引くことを避けたいのが本音。『Globo』によれば、早期完治を目指す本人は手術を受けることも辞さない構えを見せているとし、仮にメスを入れることになれば、プレーできるようになるのは5月半ば頃になると見込まれている。
 
 セレソンの背番号10は間違いなく、6月に幕を開けるワールドカップを彩るスターのひとりであり、彼を欠くことは大会にとって大きな損失となる。それだけに引き続き、ネイマールの状態には注視していく必要がある。

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