「堂々たる出来」「サスペンスを終わらせた」大活躍の森岡亮太を地元メディアが絶賛!

2018年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

スリリングなゲームに自身のAT弾でケリ!

嬉しい移籍後初ゴールを挙げ、チームメイトに祝福される森岡。アンデルレヒトは6試合ぶりの白星を掴んだ。(C)Getty Images

 移籍後4戦目にして初ゴールを含む2得点を挙げ、相手DFのファウルを誘ってPKを得るなど、実に3得点に絡んだ森岡亮太。名門アンデルレヒトの10番に相応しいパフォーマンスを示した。
 
 現地時間2月25日のジュピラーリーグ28節、本拠地でのムスクロン戦だ。25分に森岡が決めた先制点を皮切りに、一時は4-0の大量リードを奪ったアンデルレヒトだったが、後半途中から選手たちの足が止まりはじめ、なんと立て続けに3失点を喫してしまう。ぎりぎりの逃走劇が続くなか、アディショナルタイム3分に勝利を決定付けたのが、森岡の2点目だった。相手GKが目測を誤ってボールが後逸すると読み切り、無人のゴールに蹴り込んだのだ。
 
 5戦勝ちなしだったアンデルレヒトは辛くも5-3で勝点3を奪取。3位に再浮上し、6位以内が進出する上位プレーオフに向け、ようやく悪しき流れを断ち切った。フル出場を果たした森岡は、ハットトリックを決め込んだウカシュ・テオドルチュクとともに、MVP級の働きを見せた。

 
 ベルギーの国営放送『RTBF』は「アンデルレヒトにとってはとても褒められた試合内容ではなく、冷や汗ものの勝利だったが、テオドルチュクとモリオカの活躍によって勝利を掴んだ。どちらに転んでもおかしくない状況で、アディショナルタイムにモリオカがこのサスペンスを終わらせたのだ」と表現し、日本代表MFの殊勲弾を称えた。さらに全国スポーツ紙『Sportnieuws』も「モリオカはよくボールに触り、移籍後では一番と言える堂々の出来を披露した。90分間を力強く駆け抜けた」と評している。
 
 目に見える結果を残し、ようやくひと息ついた森岡。レギュラーシーズンは残り2試合で、その先には優勝チームを決定するプレーオフが待つ。現在4位に付ける久保裕也のヘントも進出を決め、そして古巣ワースラント=ベベランもまだ出場の可能性を残している。見所満載のクライマックスを前に、新天地で躍進のきっかけを掴んだ印象だ。

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