[Ｊ１リーグ１節]Ｇ大阪２－３名古屋／２月24日（土）／吹田Ｓ
 
　Ｊ１リーグ１節のＧ大阪対名古屋が24日、パナソニックスタジアム吹田で行なわれ、３－２で名古屋が勝利した。
 
　Ｇ大阪は遠藤保仁や倉田秋らお馴染みのメンバーに加え、新加入の福田湧矢や成長著しい市丸瑞希がスタメンに抜擢された。一方の名古屋は注目の元ブラジル代表ＦＷジョーやオーストラリア代表ＧＫのランゲラック、また昨季のＪ２で際立った存在感を見せたガブリエル・シャビエルら強力助っ人陣が顔を揃えた。
 
　攻撃力が売りの両チームの対戦は、その期待通りに立ち上がりから動く。まずは13分、千両役者がＧ大阪の今季初ゴールを決めた。
 
　左サイドのスペースでボールを受けた倉田が、そのままドリブルでエリア内に進入して折り返すと、中央の遠藤が右足で合わせてゴールネットに突き刺した。
 

　対する名古屋は26分、期待の助っ人が仕事をする。和泉竜司のパスを受けたジョーがペナルティエリア内に持ち込み、中央に折り返し。そこに走り込んだＧ・シャビエルが、得意の左足で合わせた。
 
　後半もハイテンションなゲームが続く。51分に名古屋の新戦力ホーシャがＧ・シャビエルのＦＫに合わせて追加点を挙げれば、Ｇ大阪は79分にオ・ジェソクのクロスに飛び込んだ長沢駿がダイビングヘッドで再び同点に持ち込んだ。
 
　そして迎えた84分、名古屋の新エースが本領を発揮した。ジョーが八反田康平のパスに反応して最終ラインの裏へ抜け出し、ＧＫ東口順昭との１対１を制して決勝点を流し込んだ。
 
　ブラジルトリオが結果を出した名古屋はそのまま３－２で逃げ切り、アウェーでの開幕戦で勝点３を獲得。Ｊ１復帰の大事な初戦を鮮やかなゴールラッシュで飾った。