【ACL速報】柏がまたも試合終盤に失点…元セレソンのパトに決められ、まさかのドローに

2018年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

江坂が何度もチャンスを迎えたが…

前半に額に裂傷負いながらも積極的なプレーで江坂は攻撃を牽引したが…山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の柏レイソル対天津権健(中国)が2月20日、日立柏サッカー場で19時30分のキックオフで行なわれた。
 
 初戦の全北現代戦で逆転負けを喫した柏はこの試合も4-2-3-1でスタートした。GKに中村航輔、最終ラインはCBに中谷進之介とパク・ジョンス、サイドバックは右に小池龍太、左には初戦でCBを務めた中山雄太を配置。ボランチは大谷秀和とキム・ボギョン、2列目には右から伊東純也、江坂任、ハモン・ロペスが並び、最前線はクリスティアーノと先週のゲームと同様の組み合わせで天津権健戦に臨んだ。

 ベルギー代表のヴィツェルなどが先発に名を連ねた相手に対して、柏は序盤から積極的に攻撃を展開。ゴールこそ奪えなかったが、あわやという場面も作り出した。

 そのなかで迎えた26分、柏をアクシデントが襲う。小池の右クロスをヘディングで合わせた江坂の顔面にリウ・イーミンの右足が直撃したのだ。この悪質なファウルにイエローカードが提示され、柏はPKを獲得。額を裂傷した江坂は止血をして事なきを得たが、このPKをクリスティアーノが失敗してしまい、先制点のチャンスを逃してしまった。

 37分には天津権健がアレシャンドレ・パトを投入。それでも、柏はその後も試合を優位に進めてスコアレスで前半を折り返すと、56分に試合が動く。

 江坂からパスを受けた小池が右サイドから中央に入れると、クリスティアーノが右足で強烈なボレーシュートを突き刺した。

 リードを奪った後も柏は攻撃の手を緩めない。江坂やクリスティアーノなどが勇猛果敢にゴールを狙い、終始試合を優勢に進めた。

 しかし、最後の最後に落とし穴が待っていた。88分に裏に抜け出したモデストがシュートを放つ。これはGK中村のファインセーブで事なきを得たが、このこぼれ球にアレシャンドレ・パトが詰めて土壇場で同点に追い付かれてしまった。
 
 前節同様に最終盤に失点した柏は、またしても勝利を掴むことが出来ず。ACL2節終了時点で1分1敗となった。今後は25日に仙台とのJ1開幕戦を戦い、3月6日のACL3節で、元ウルグアイ代表でC大阪でもプレーをしたフォルランが所属する傑志(香港)と対戦する。
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