川崎が泥沼の公式戦3連敗…ACLで韓国の蔚山現代に敗れグループ最下位に

2018年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤に途中出場の知念が1点を返すも…

トップ下で出場した大久保も不発に終わった。(C)SOCCER DIGEST

[ACL2節]蔚山現代2-1川崎/2月20日/蔚山

 アジア・チャンピオンズリーグ2節の川崎対蔚山現代が20日、蔚山文珠スタジアムで行なわれ、川崎が1-2で敗れた。
 
 試合を優勢に進めたのは、ホームの蔚山現代だった。まずは15分、最終ラインからつないで川崎の右サイドを突破し、最後はクロスに元鳥栖の豊田陽平が飛び込む。さらに21分にも豊田が左からのクロスを受けてチャンスに絡んだ。いずれも得点にはならなかったが、蔚山現代は効果的なサイドアタックで川崎ゴールを脅かした。
 
 対する川崎は28分、守田英正のパスカットから右サイドへつなぎ、カットインした家長昭博が左足でシュートを放つ。これはポストに当たり、惜しくもチャンスを逃す。
 
 そして、試合が動いたのは42分、先制したのは蔚山現代だ。高い位置でボールを奪い返したホームチームは、中央へパスをつないでチョン・ジェヨンが狙い澄ましたミドルを放つ。これがGKチョン・ソンリョンの手をすり抜けでゴールネットを揺らした。
 
 1点ビハインドで迎えた後半は、川崎がボールを保持して攻撃の圧力を強める。しかし、65分にDF谷口彰梧が自陣で致命的なミスを犯し、ボールを奪われて一気にピンチに。最後はイ・ヨンジェにミドルを沈められ、リードを2点に広げられた。
 
 川崎はその後、攻撃的な選手を投入して打開を狙い、85分に途中出場の登里享平と知念慶のコンビで1点を返すも、反撃はそこまで。結局、1-2で敗れた。これで川崎は公式戦3連敗。昨季のJ王者はまったく歯車がかみ合わず、予想外の不振に苦しんでいる。
 
 ACLは2節を終えた段階で2敗の最下位。後がない次節は3月7日、ホーム等々力にメルボルン・ビクトリーを迎える。
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