日本代表主将、長谷部誠が珍しくブチキレた! 試合前には数百のテニスボールが投げ込まれ…

2018年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

大荒れの大一番をフランクフルトが2-1で制す

前半終了間際、両チーム入り乱れてのもみ合いに。長谷部(後方の右から2人目)はなかなか怒りが収まらなかった。(C)Getty Images

 現地時間2月19日に行なわれたドイツ・ブンデスリーガ23節、アイントラハト・フランクフルトvsRBライプツィヒの上位対決は、2-1で前者に軍配が上がった。
 
 日本代表MF長谷部誠は6試合連続の先発出場。フランクフルトは13分に先制を許すもすぐさまリカバーし、21分、26分と立て続けにゴールを挙げて逆転に成功する。序盤から激しい肉弾戦を繰り広げていた両雄。その前半アディショナルタイムだった。ボールをキープする長谷部に対し、夏のリバプール入団が内定している敵MFナビ・ケイタがバックチャージのファウルを犯した。

 一瞥もせずに立ち去ろうとするケイタに長谷部が声を掛けようとすると、ライプツィヒのMFジャン=ケビン・オギュスタンが飛び掛かり、日本代表主将がこの行為に激高! これを機に両チーム入り乱れてのもみ合いとなった。怒りが収まらない長谷部はその後もケイタを追い回し、「どういうつもりだ!」と言わんばかりに激しいジェスチャーを繰り返した。

 後半開始前には、月曜日のナイター開催に抗議したフランクフルトのサポーターが数百のテニスボールをピッチに投げ込んだ。フィギュアスケート男子で金メダルを獲った羽生結弦には、演技終了後のリンクに無数の「くまのプーさん」が投げ込まれたが、本拠地コメルバンク=アレーナのピッチもテニスボールの海原に。大勢の運営スタッフが掃除機を持って急ぎ回収したが、大幅にキックオフ時間が遅れた。
 
 試合はこのまま2-1でフランクフルトが勝利し、前節からの3位の座をキープ。チャンピオンズ・リーグ出場に向け、また貴重な白星を重ねた。
 
 そしてライプツィヒ戦が行なわれた会場で、ひとつの悲劇が起きた。メインスタンドに陣取っていたファンが心臓発作を起こし帰らぬひととなったのだ。フランクフルトは公式ページとSNS上で、哀悼の意を表している。

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