カタールと提携を結んだモンゴルの代表チームが、R・マドリーと親善試合を実施か?

2018年02月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

カタール・サッカー協会との提携によりオイルマネーの恩恵に。

カタールとのパートナーシップはモンゴル代表に計り知れない恩恵をもたらすだろう。現在189位のFIFAランクが数年後には二桁台に? (C) QFA

 モンゴル・サッカー連盟とカタール・サッカー協会の提携が、2月11日に発表された。提携の主な内容は相互の協力だが、実質は潤沢なオイルマネーを持つカタールによる、新興国モンゴルへの強力なサポートである。

 このパートナーシップによりモンゴル代表が受ける恩恵は計り知れない。なにより、カタールが誇る世界最大級のトレーニング施設「アスパイア・アカデミー」で強化合宿を行なうことができるのだ。

 近年、欧州の各国リーグがウインターブレイク中の1月には、レアル・マドリー、パリSG、バイエルンといったメガクラブがこのアスパイア・アカデミーで短期合宿を張るのが恒例となっている。

 過去には、同時期に招待合宿中だったスーダンのメレイヒというクラブがバイエルンと親善試合を行なったが、同様にモンゴル代表とメガクラブの試合がアレンジされることは間違いない。例えばマドリーとの対戦が実現すれば、モンゴルの選手たちにとっては大きな経験になるだろう。

 これまで経験したことがないハイレベルなサッカーに身体がついていかず、負傷してしまったとしても心配はいらない。これまた世界最高水準のメディカル施設「アスペタル」で最先端の治療が受けられるからだ。

 このアスペタルは、14年ブラジル・ワールドカップの前にディディエ・ドログバやトゥーレ・ヤヤが治療を受けたことで知られる。

 モンゴル代表はオイルマネーの絶大なサポートを受け、来年開催予定の22年ワールドカップ・アジア1次予選に向けて万全の準備をすることができるのだ。

文●森本高史
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