パリSG監督の怒りいまだ冷めず「第2レグも同じ審判団が、同じ基準でジャッジしてほしい」

2018年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ノーゴールで批判集中のネイマールを擁護。

2日経ってもマドリー戦のレフェリングに対する怒りが冷めない様子のエメリ監督。第2レグでCLからの撤退が決まれば、自身の立場もかなり危うくなりそうだ。(C)Getty Images

 2日経っても、怒りは収まらなかったようだ。

 パリ・サンジェルマンのウナイ・エメリ監督は現地時間2月16日、チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦第1レグのレアル・マドリー戦で笛を吹いたジャンルカ・ロッキ主審ら審判団を、改めて批判した。

 先制しながらも1-3と逆転負けを喫したサンチャゴ・ベルナベウでの試合後、エメリは判定への不満を隠さず、マドリーの2点目の場面で反則が取られなかったことなどに怒りを表わしていた。

『ESPN』によると、エメリは16日の会見で、「第2レグでも、第1レグと同じ審判団に、まったく同じ基準でジャッジしてほしい」とコメント。3月6日のパルク・デ・プランスでも、ロッキ主審らに担当してもらいたいと述べている。

「そうすることで、ホームでプレーするすべてのチームにアドバンテージが与えられるはずだ。私が言っているのは主観的なことじゃない。マドリーの2点目の場面ではオフサイドの旗が上がらず、笛も吹かれなかった」

 またエメリは、ヨーロッパリーグのリヨン対ビジャレアルの一戦を観戦したと明かし、「判定はかなり均等だった。リヨンに有利な判定も不利な判定もあった」とコメント。マドリードでの試合ではホームのマドリーだけが優遇されていたと暗に批判した。

 一方で、「チームは良いパフォーマンスを見せてくれた」と、内容は悪くなかったことを強調している。

「結果は良くなかったが、ピッチでの出来には満足だ。先制したあと追加点を奪うチャンスが何度もあったし、1-1の場面で勝ち越すことも十分あり得た。もっと効率よく決めなければいけなかっただけだ」

 得点がなかったネイマールへの批判が多いことに対しては、「良いところはたくさんあった」と擁護している。

「いくつか細部を改善すれば、彼は自分が偉大な選手であることをさらに示せるはずだ」

 また自身の立場について訊かれると、「わたしは"いま"に集中している。他のことは重要じゃない」と発言。だが、第2レグでの結果が指揮官の進退に影響するとの見方は少なくない。昨シーズン、バルサに大逆転劇を許したパリSGは、逆に王者を相手に逆転突破を果たせるだろうか。
 
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