「完璧なフィニッシュ」「キーパーの悪夢」堂安律の豪快ゴールをオランダ・メディアが激賞!

2018年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファインゴールで同点もチームは6戦勝ちなし

5試合ぶりの一撃など大いに存在を示した堂安だったが、フローニンゲンは逆転ゴールは奪えず。勝ち切れない試合が続いている。(C)Getty Images

 東京五輪世代のフローニンゲン堂安律が、圧巻のフィニッシュだ。
 
 現地時間2月16日に開催されたオランダ・エールディビジ24節、VVVフェンロvsフローニンゲンの一戦。6試合連続でスタメンを飾った堂安は、4-4-2システムの右サイドハーフに配備された。

 
 開始2分に先制される苦しい展開を余儀なくされたフローニンゲンだったが、堂安は立ち上がりから切れのあるドリブルを披露し、攻撃にリズムと変化をもたらす。すると15分、自慢の左足が火を噴いた。ジュニーニョ・バクナの鋭いグラウンダーのパスをペナルティーエリアの右手前で受けたレフティーは、俊敏な身のこなしでマーカーをひとり剥がしてカットイン。迷わずゴール前18メートルの位置から左足を振り抜き、強烈なスライダーショットをねじ込んだのだ。リーグ戦5点目で、チームにとっては4戦ぶりのゴールとなった。
 
 オランダのラジオ局『RTV NOORD』は速報ページでこのファインゴールを称賛。「バクナのパスをしっかり収めたドウアンがお得意のパターンに持ち込んだ。あの位置からどうすれば左足で(ゴールの)左隅に蹴り込めるかを、彼は十二分に理解していた。キーパーはノーチャンス。完璧なフィニッシュだ」と評した。
 
 さらに全国紙『AD』はマッチレポートで「ドウアンの同点ゴールはキーパーにとっては悪夢だったろう。ハイクオリティーで特筆に値する」と持ち上げつつ、こんなマメ情報も提供してくれた。
 
「ドウアンはVVVを相手にゴールを決めた初めての日本人選手だ。VVVではこれまでケイスケ・ホンダ(本田圭佑)、マヤ・ヨシダ(吉田麻也)、ユウキ・オウツ(大津祐樹)、カレン・ロバートの日本人4選手が合わせて21得点を挙げているが、彼らを相手にゴールを叩き込んだ日本人選手はドウアンが最初となった」
 
 堂安はその後も精力的に仕掛けてチームアタックの急先鋒となったが、86分に交代。フローニンゲンは逆転ゴールを奪うに至らず、1-1のままタイムアップを迎えた。これでチームは6戦勝ちなし(4分け2敗)。暫定順位は13位のままで、降格圏から7ポイントの位置に付けている。
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