“129億円の男”ポグバ、マンUへの不満爆発寸前でR・マドリー移籍を検討か?

2018年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

マンUのOBもモウリーニョ体制下での苦戦を指摘。

モウリーニョとの不仲も噂されるポグバ。一部では本人もマドリーへ移籍に前向きとも……。 (C) Getty Images

 一昨年の夏、ユベントスからマンチェスター・ユナイテッドに8900万ポンド(約129億円※当時のレート)という金額でエポックメーキングな移籍をしたのがフランス代表MFのポール・ポグバだった。
 
 そんな衝撃のメガディール締結から約2年――。ポグバはユベントス時代の圧倒的な存在感を発揮できているとは言い切れない。
 
 加入1年目の昨シーズンは、プレミアリーグで5ゴール・4アシストとパッとせず、真価が問われた今シーズンも大腿を痛めるなど10試合も欠場し、周囲を黙らせる活躍はできていない。
 
 そんなポグバへは当然、批判の声が上がっている。元リバプール指揮官のグレアム・スーネス氏は、「彼は素晴らしいことをする能力を持っているが、優れた選手からは程遠い。高校生のようなボールの追い方をしている」と守備面での対応を非難した。
 
 さらにマンチェスター・UのOBポール・インスは、「ポグバがモウリーニョから任されている役割に苛立っているのは分かるよ。彼は攻撃的なプレーヤーだからね。ユナイテッドへの移籍を後悔していても驚かないよ」と、ポグバがフラストレーションを溜めていることを指摘している。
 
 そうした外野の喧騒に対しても、ポグバは嫌気が差しているのかもしれない。現地2月16日、英紙『Mirror』が、「ポグバがレアル・マドリーへの移籍を真剣に検討している」と報じている。
 
 同紙によれば、ポグバはインスの指摘通り、ボランチで守備のタスクを任されていることに不満を抱き、さらに今冬の移籍市場でアーセナルから加わったアレクシス・サンチェスがチームの顔役になったことにも苛立ちを募らせているという。
 
 ポグバはマンチェスター・Uと2021年6月までの契約を結んでおり、仮にR・マドリーが獲得に乗り出したとしても移籍には相応の大金が必要になるはずで、『Mirror』紙は、「1億2000万ポンド(約186億円)が最低ラインになる」と予想している。
 
 いまだ噂の域を出ないが、ポグバのR・マドリー入団は同胞の指揮官ジネディーヌ・ジダンも熱望していると言われており、引き続き、その動向に注目だ。
 
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