【スタイル分析】スピーディーなサイドアタックで攻撃を加速|コロンビア

2014年05月23日 アルド・ドルチェッティ

大エース以外にも個性的なタレントが目白押し。

ハメス・ロドリゲス (C) Getty Images

 1月に左膝を負傷した大エースのファルカオは結局、間に合わなかったが、その代役を務めるであろうJ・マルティネスをはじめ、J・ロドリゲスやT・グティエレスなど、フィジカル、スピード、テクニックを備えた攻撃のタレントが目白押しだ。
 
 選手の組み合わせによって異なるタイプの攻め方、試合運びが可能で、南米予選を2位で勝ち上がった実績が示す通り、今大会のダークホースとなり得るポテンシャルを秘める。
 
 システムは4-4-2または4-3-3で、どちらの場合も2トップとJ・ロドリゲスの3人は固定。4-4-2ではクアドラードが右サイドに入り、4-3-3ではグアリンがアギラールと並んでインサイドハーフに入る。
 
 攻撃はポゼッションが基本。ただし、中盤に典型的なゲームメーカーを擁しているわけではないため、組織的なポゼッションでチーム全体を押し上げる場面はあまり見られない。後方でシンプルにボールを動かし、攻撃的なサイドアタッカーたちがドリブルの持ち上がりなどで攻撃を加速し、仕掛けにつなげていくという展開を得意とする。
 
分析:アルド・ドルチェッティ
構成:片野道郎
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