【ゼロックス杯】鬼木監督が言及、らしくなかった川崎の敗因は? 

2018年02月10日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「そこは意識の部分でずいぶん変わる」

C大阪に惜敗した川崎の鬼木監督。写真:サッカーダイジェスト

【ゼロックス杯】川崎2-3C大阪/2月10日/埼玉

 2018年2月10日にゼロックス・スーパーカップが行なわれ、天皇杯覇者のC大阪がリーグ王者の川崎を3-2で破った。試合後、川崎の鬼木監督は敗因をこう述べた。
 
「今年最初の公式戦、(ルヴァンカップ決勝で敗れた)セレッソへのリベンジを果たしたかったですが、残念な結果になった。試合勘に差があったのと、単純にセレッソの力が強いと感じた」
 
 確かに川崎の動きはどこか重く、ほとんどコンビネーションで崩せなかった。「ボールは持てるけど、その後のゴールに向かう部分、崩しに入るところで迫力を出さないといけない」という鬼木監督の言葉通り、川崎らしさは影を潜めていたのだ。
 
 また指揮官は守備面での課題も口にした。「3失点ですかね。追いかける展開は相手に関係なくきついので、簡単に失点しないというところを取り組まないといけない」「全員で戻る意識、粘り強さが足りないというところはキャンプの時から少し気になっていた。質の高いチームと戦うと、そういうところがはっきりと出てしまう」。
 
 もっとも、鬼木監督はそこまで落胆していない様子だった。むしろ本番──ACLの初戦(2月13日/上海上港戦)に向けて課題が見えたことが収穫だったのかもしれない。
 
「守備のところは意識の部分でずいぶん変わるので、そこのところの意識を持たす。それが一番大事になると思います」
 
 C大阪戦の敗戦をどう糧にするか。3日後のACL初戦で、鬼木監督はある意味、真価を問われることになる。
 
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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