バロテッリ、インスタ動画はアッズーリ復帰へのアピール?ディ・ビアージョ暫定監督に届くか

2018年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニースやイタリア代表でのゴールシーンを編集。

2年目のニースでゴールを量産しているバロテッリ。“アピール動画”の効果はあるのか。(C)RETUTERS/AFLO

 ワールドカップ出場の切符を60年ぶりに逃し、ジャン・ピエロ・ヴェントゥーラ前監督を解任したイタリア・サッカー連盟は、イタリアU-21代表を率いるルイジ・ディ・ビアージョをA代表の暫定監督に任命。3月の国際親善試合(アルゼンチン戦とイングランド戦)ではこの元イタリア代表MFが指揮を執ることを発表した。

 ディ・ビアージョがそのまま正式にA代表監督に昇格するのか、噂されるロベルト・マンチーニやアントニオ・コンテといった大物を、今後招聘するかはまだわかっていない。とはいえ、当面の試合で采配を振るう指揮官が決まったことで、代表入りを狙う選手たちはアピールしようと意気込んでいるはずだ。

 2014年を最後にアッズーリ(イタリア代表の愛称)から遠ざかっているニース所属のマリオ・バロテッリも、そのひとりかもしれない。

 バロテッリは現地時間2月7日、自身のインスタグラムで、ニースやイタリア代表でのプレーやゴールシーンを編集した動画を公開。イタリア『Sky Sports』は、「#ifeelgood」というハッシュタグつきの投稿が、バロテッリの代表復帰に向けた意欲の表われではないかと報じている。

 本人が投稿した動画にもあるドイツ戦でのゴールなど、EURO2012での活躍が高く評価されたバロテッリだが、イタリアがグループリーグで敗退した2014年のブラジル・ワールドカップでは戦犯のひとりに挙げられた。その影響か、以降のコンテ体制、ヴェントゥーラ体制ではチャンスを得られていない。

 クラブシーンでも、ブラジル・ワールドカップ後に加入したリバプールでは鳴かず飛ばずで、翌年はミランにレンタルで復帰したものの結果を残せず、キャリア最大のスランプに陥った。だが昨シーズン、心機一転で初挑戦したリーグ・アンで復活を遂げると、ニースに残留した今シーズンもリーグ戦で13ゴールと好調をキープ。イタリアのメディアは「完全復活」と騒がれている。

 ロシア・ワールドカップに出場するアルゼンチン、イングランドと対戦する3月のビッグマッチで、バロテッリは代表復帰を果たせるのか。ディ・ビアージョの人選が注目される。
 

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