モドリッチ、トッテナムからの“去り方”を後悔。現チームについては「近い将来にプレミアを制する」

2018年02月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「良いかたちで離れたかったけど…」

トッテナムへの想いを語ったモドリッチ。今シーズンのCLではグループステージで対戦して首位の座を奪われたが、決勝トーナメントで再び古巣と対峙することはあるだろうか。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーの中盤に君臨し、多くのタイトル獲得に貢献しているクロアチア代表MFのルカ・モドリッチ。彼が加入したのは2012年夏で、それ以前はトッテナムで大活躍を見せていた。

 08年にディナモ・ザグレブから移籍し、1年目から主力に定着して09-10シーズンにはクラブを初のチャンピオンズ・リーグ(CL)出場に導き、翌シーズンには同カップの準々決勝まで進出する原動力ともなった。
 
 モドリッチは『FourForTwo』に対し、「CLで準々決勝まで進んでマドリーと対戦し、リーグカップの決勝にも進むなど、良い結果を残せた。クラブの人々やファンとの関係も良好だったし、チームを取り巻く雰囲気も最高だった」と当時を振り返った。
 
 しかし、同時に悔やまれることも幾つかあったという。
 
「まず、チームに優勝トロフィーをもたらせなかった。僕らはとても良いプレーをし、魅力的なフットボールをしていたんだけどね」
 
「スパーズ(トッテナムの愛称)からの去り方についても、申し訳なく思っている。良いかたちでチームを離れたかったんだけど……。僕は自分の夢を追いかけたかったんだ。そのことをファンには理解してもらえればと思う」
 
 トッテナム所属時、モドリッチにはチェルシーやパリ・サンジェルマンが興味を示してアプローチしたものの、ダニエル・レビー会長とハリー・レドナップ監督はこれを拒否していた。
 
 しかし、12年にマドリーが獲得の意思を示した際には、モドリッチ自らが移籍を望んだ。彼はレビー会長に退団を直訴し、シーズン前の練習やアメリカ遠征にも参加しなかったことにより、一部で批判を浴びることとなった。
 
 キャリアのステップアップを願っていたがゆえ、マドリーからの誘いというチャンスを逃すことはできず、強引な手段をとったモドリッチだが、古巣トッテナムに対する愛情は全く失われていない。
 
「今でも、時間がある時はスパーズの試合を追っているよ。ここ数シーズンの彼らの攻撃サッカーは、見ていてとても楽しいね」
 
 また、自身が成し遂げられなかったタイトル獲得も、現在のチームであれば十分に可能だと太鼓判を押している。
 
「近い将来、スパーズがプレミアリーグを制すると確信しているよ。チームには優れた選手がたくさんいるからね」
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