大迫勇也の同僚になる可能性もあった!? 長友佑都がガラタサライを選択した理由は?

2018年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

複数クラブからの誘いを断り、ガラタサライ入りを決めたワケは?

待望のトルコ・デビューとなったシワスポル戦。先発フル出場の長友は“新しい旅”の第一歩を踏み出した。 (C) Getty Images

 1月の移籍マーケット最終日にインテルからガラタサライに移籍した日本代表DFの長友佑都には、やはり複数クラブからオファーや打診があったようだ。インテル専門サイト『fcinternews.it』が報じている。
 
 ルチアーノ・スパレッティ監督がインテルの新指揮官に就任した今シーズンは、序盤戦こそレギュラーとして出場していた長友だが、昨年11月19日のセリエA13節アタランタ戦から控え組に降格。その後はセリエAの10試合で15分間しかプレーできず、1月のマーケットでの去就が注目された。
 
『fcinternews』によると、長友に興味を示したクラブは、ガラタサライを含めて4つで、具体的な交渉が伝えられたベティスや、日本代表FWの大迫勇也が所属するケルンからもオファーがあったという。また、ガラタサライのライバルであるフェネルバフチェからも、獲得の打診があったようだ。
 
 そうした中で、最終的に長友が選んだのは、親友ヴェスレイ・スナイデルの勧めも受けたガラタサライだった。フェデリコ・パストレッロ共同代理人は、『fcinternews』に対し、「同じような名門クラブに行くために、彼はインテルのような素晴らしいクラブを去った」と明かした。
 
 ただ、長友がクラブの"ブランド"だけで新天地を決めたわけではない。今夏に行なわれるロシア・ワールドカップのために7年を過ごしたインテルを去ると決意しただけに、『fcinternews』は、ガラタサライでレギュラーポジションが保証されたことも決断理由だと伝えた。
 
 長友の契約は有料レンタルで、買い取りオプションはなしとなっている。同メディアは、レンタル料が150万ユーロ(約2億円)弱で、ガラタサライが優勝した場合は20万ユーロ(約2600万円)、チャンピオンズ・リーグ出場権を獲得した場合は10万ユーロ(約1300万円)のボーナスがつくと報じている。
 
 4日のシワススポル戦では先発出場でトルコ・デビューを果たした長友だが、加入直後ということもあってか不安定なプレーが目立ち、チームも敗北と厳しい初陣となった。しかし、2月5日には愛梨夫人に第一子が誕生。父となり、責任感が増すであろう背番号55のさらなる奮起に期待したい。
 
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