天国と地獄を味わった森岡亮太のデビュー戦の評価は二分…「すぐに主役に」「勝つチャンスだった」

2018年02月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

アシストを決めたが、PK失敗で…。

渾身のPKが左隅へ外れてしまった森岡。自らが掴んだ絶好機を決めていればヒーローとなれただけに、悔やまれるばかりだ。 (C) Getty Images

 ベルギーの名門アンデルレヒトでのキャリアをスタートさせた森岡亮太だが、新天地でのデビュー戦の評価は二分している。
 
 現地2月4日、ベルギー・ディビジョン1(ベルギー1部)第25節が行なわれ、アンデルレヒトは2-2でメヘレンと引き分けた。
 
 この試合がアンデルレヒト移籍後初出場となった森岡はトップ下で先発起用されると、その期待に応えるように開始早々から見せ場を作り、10分には左サイドから高精度のクロスボールを味方に供給してチームの先制点をアシストした。
 
 今シーズン12アシスト目を記録して上々の滑り出しを見せた森岡にはホームサポーターからも拍手が送られたが、日本代表MFは、試合終盤に悔しい想いも味わうことになる。
 
 2-2で迎えた80分、自らのドリブル突破からPKを奪取するも、これをまさかの失敗。勝ち越しのチャンスをフイにしてしまったのだ。このミスショットが響き、試合は結局、2-2で終了。アンデルレヒトは3戦連続ドローとなった。
 
 まさに天国と地獄を味わった背番号10の出来は、現地でも注目の的となっていたようで、複数のメディアが紹介している。
 
 ベルギー公共放送『RTBF』は、「不器用なアンデルレヒトは何かを起こすことができなかった」と、リーグ3位に踏みとどまることとなった結果を紹介し、森岡の出来については次のように綴った。
 
「新加入のルーキーであるリョウタ・モリオカはすぐに主役となった。アンデルレヒトでの最初の試合だったが、10分にシルベール・ガンボウラの頭にピンポイントのクロスボールを供給してみせた」
 
 一方で、ベルギー・メディア『Proximus Sports』は、森岡を「信頼できる新兵」と評価しながら、PKのミスショットについて厳しく言及している。
 
「アンデルレヒトが勝つチャンスは試合終了10分前に訪れた。だが、モリオカは自らが手にしたPKを枠に飛ばせなかった。結果、彼らは重要な3ポイントを落とすことになった」
 
 良い意味でも、悪い意味でも、新天地でのデビュー戦で目立った森岡。この歯痒い想いを払拭させるには結果(ゴール)を残すしかない。はたして、アンデルレヒトの10番に名誉挽回の機会は訪れるのか? 気になる次節はアウェーでオーステンデと対決する。
 
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