「俺を先発させろ!」控え選手に銃で脅された指揮官がショックのあまりに…

2018年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

練習中にいきなり凶行に及んで…

アルゼンチンの地域リーグで前代未聞の事件が起きた(写真はイメージです)。(C)REUTERS/AFLO

 アルゼンチン・リーグでとんでもない事件が起きた。あろうことか練習中に選手が拳銃を取り出し、監督に突き付けたのだ。米メディア『ESPN』が伝えている。
 
 ブエノスアイレス州北部のコルドバ地域に本拠地を置くのが、エスケラ・プレシデンテ・ロハというクラブ。現在フェデラルCの地域リーグに属し、国全体でみれば5部に相当するリーグだ。木曜日、指揮官のクリスティアン・ネイラが選手たちの前で週末の先発メンバーを発表。するとメンバーから漏れたMFセザール・パガーニが控室から自前の拳銃を持ち出し、ネイラ監督に突き出して「俺を先発させろ!」とすごんだのだ。
 
 地元サッカー協会のエメトリオ・ファリアス会長はラジオ局の取材に対し、こう状況を説明した。
 
「その選手は練習中に銃で監督を脅したんだ。誰を出場させるかは監督が決めるべきことで、あってはならない愚行だ。ネイラは恐怖のあまり、いっさい抵抗せずにその場を収めた。そしてすぐさま警察に通報したんだ。双方ともに事情聴取を受けたと聞いているが、ショックを受けたネイラは監督を辞任してしまったよ。当局による速やかな対応を望む。あのような輩を自由にさせてはいけない!」
 
 監督と選手の間になにかしらのトラブルがあったのかは明らかにされていないが、想像しただけでおぞましく、前代未聞の事態だろう。クラブ側は辞意の撤回を求めているが、ネイラ監督は頑なに固辞しているという。
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