U-19日本代表が国際大会で準優勝!善戦するもスペインに敗北

2018年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「スペインと真剣勝負ができたことは貴重な経験」(影山監督)

来年のU-20W杯を目指すU-19日本代表の次の活動は、3月末を予定している。※写真は昨年のもの写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 スペイン遠征中のU-19日本代表が3日、国際大会「Copa del Atlantico」の優勝をかけた最終戦でスペインと対戦し、0-2で敗れた。第1戦でU-19カナリア諸島選抜に2-1、第2戦でU-19チェコ代表に1-0と連勝を飾っていた日本は、スペイン戦で引き分け以上ならば優勝だったが、あと一歩及ばず。2位で大会を終えた。
 
 日本はスペイン戦で福岡慎平(京都U-18)や宮代大聖(川崎)など昨年のU-17ワールドカップ出場メンバー7名を起用。また、最前線には早稲田大に進学する加藤拓己(山梨学院高)を送り込み、欧州の強豪国に立ち向かった。

 試合は立ち上がりからスペインのリズミカルなパスワークに翻弄され、日本は押し込まれる展開となった。それでも前半は粘り強く守り抜き、なんとかスコアレスで折り返す。しかし、迎えた59分、一瞬の隙を突かれて失点。その後も劣勢を強いられ、87分にカウンターから2点目を決められて万事休した。

 試合後、影山雅永監督は日本サッカー協会を通じて、「ほぼ新しいメンバーで、短い準備期間だったにも関わらず、選手たちは年代を超えてコミュニケーションを取り、攻守に渡って強度を高く保った中でのプレーにチャレンジし、試合毎に成長を見せてくれました。スペイン戦においても非常に高度な連携を見せ、拮抗した戦いを披露しましたが、前線での簡単なミスから一気にボールを運ばれて失点し、追いつくために前がかりになったところを試合終盤に突かれ、0-2で敗れました」と今大会を総括した。

 ただ、指揮官はスペインと優勝を懸けて戦えたことはプラスの材料と話し、「相手が勝たなければ優勝できない条件でスペインと真剣勝負ができたことは貴重な経験でした。今後は、1999年生まれの経験ある選手たちも融合し、さらなる高いレベルでの競争となっていきます。所属クラブでも今日の試合において感じた、高いインテンシティの中でいかに高いクオリティを発揮できるかを追求してもらいたいと思います」とさらなる成長を選手たちに促した。

 来年のU-20ワールドカップ出場を掛けたU-19アジア選手権を今秋に控えている日本代表。次の活動は3月末のインドネシア遠征を予定している。

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