“背信行為”のマハレズにレスターが罰金を決断! 指揮官は「失望は理解できる」としながらも…

2018年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームを外れて4日間が経過しても合流の気配はなし。

一体いつになったらチームに戻ってくるのか。ピュエルは「笑顔でいてくれることを望む」と語っているが…。 (C) Getty Images

 もしかすると、プレミアリーグ屈指の韋駄天は、クラブへの不信感が消えるまで戻ってこないのかもしれない。
 
 騒動の渦中にあるのはレスターのアルジェリア代表MFのリャド・マハレズ。今冬の移籍市場でトランスファーリクエストを提出したにもかかわらず、クラブがそれを足蹴にしたことでステップアップが叶わなかったのだ。
 
 移籍市場の最終日には総額6500万ポンド(約100億75000万円)のメガオファーがマンチェスター・シティから舞い込んできていたものの、総額9500万ポンド(約147億2500万円)の超高額"逆オファー"をレスターが突き返していたのは、今や周知の事実だ。
 
 そんなクラブの振る舞いに憤ったマハレズは、実力行使に踏み切り、2月1日のチーム練習を無断で欠席。さらに英国国営放送『BBC』によれば、2日の練習にも姿を現さなかったという。そして、アルジェリア代表MFがチームを外れてから4日が経過したと報じた。
 
 米スポーツ専門メディア『ESPN』によれば、レスターはマハレズの背信行為に同情の余地はないとして、2週間分の給料にあたる20万ポンド(約3100万円)の罰金処分を科すことを正式に決定し、さらに2月3日のスウォンジー戦(プレミア26節)を欠場させることも発表した。
 
 2日の会見でレスターの指揮官クロード・ピュエルは、「失望は理解できる」としながらも、気持ちを整理するように伝えたと明かしている。
 
「リャドの失望は理解できる。彼のキャリアにとって良いチャンスだったからね。でも、今は彼がチームメイトとともに笑顔でいられることを望んでいる。気持ちの整理がつけば、彼がプレーできるか評価する。この状況は我々にとっても簡単なものではないが、今は前を向き、フットボールのみに集中する必要がある」
 
 マハレズを抜きにして戦ったエバートン戦(25節)は、攻撃陣の迫力不足が痛手となって2-1で負けているレスター。そのため、いち早く問題を解決する必要性があるが、今のところ両者が歩み寄る気配はなく、最善策を模索する日々がしばらく続きそうだ。
 
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