マンC移籍破談で怒りのマハレズがついに練習ボイコット! レスターは行方を知らず…

2018年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

韋駄天がついに実力行使に踏み切った!

溜め込んでいた不満が爆発してしまったマハレズ。レスターに対しての背信行為は、今後どのような影響を及ぼすだろうか? (C) Getty Images

 ステップアップ移籍を何度も希望し、その都度、クラブから了承を得ていたにもかかわらず、自身の希望が叶わなかったことで、レスターの韋駄天はついに実力行使に踏み切ったようだ。
 
 今冬の移籍市場最終日となった現地時間1月31日。多くのメガディールが完遂していくなか、アルジェリア代表MFリャド・マハレズの移籍をめぐるレスターとマンチェスター・シティの交渉は決裂した。
 
 総額6500万ポンド(約100億75000万円)というマンチェスター・Cのビッグオファーに対し、レスターは総額9500万ポンド(約147億2500万円)の超高額"逆オファー"を提示し、これにはさすがの金満クラブも手を引かざるを得なかったのだ。
 
 トランスファーリクエストを提出したにもかかわらず、昨夏に続いてステップアップが叶わなかったことで、マハレズはレスターに対して疑念を抱いている。

 英国メディア『Sky Sports』の取材に応じた同選手の友人は、「リャドは深く落ち込んでいる。どうしてレスターがあんな振る舞いをしたのか理解できない。レスターが移籍を認めると言ったのは、今回の市場で4度目だ」と怒りまじりに応えていた。
 
 1月31日に行なわれたプレミアリーグ25節のエバートン戦後の会見で、レスターの指揮官クロード・ピュエルは「彼にとっても、クラブにとっても、難しいシチュエーションだった。リャドが笑って戻ってこられるよう、全てのチームメイトとスタッフが手助けするよ」とサポートを約束していたが、マハレズの気持ちはもはや、レスターにないようだ。
 
 英紙『Daily Mail』など複数メディアによると、移籍マーケット閉幕の翌日のチーム練習を、マハレズは無断で欠席。さらに行方もくらまし、クラブ側も居場所を把握できていない状態だという。
 
 この背信行為に対してレスターは、マハレズの2週間分の給料にあたる20万ポンド(約3100万円)の罰金処分を科すことを検討しているようだと、同紙は報じている。
 
 レスター側からすれば、2020年6月まで契約を結んでいる唯一無二であるメインキャストの流出を阻止するために当然の対応を取ったに過ぎなかったが、マンチェスター・Cへ突き返した額が額だけに、「移籍させる気なんてなかったじゃないか」とアルジェリア代表の韋駄天の不満が爆発した格好だと言える。
 
 今シーズンのプレミアリーグで24試合に出場し、8ゴール・8アシストをマークしているマハレズ。そんな主翼を欠くことになれば、レスターの戦力ダウンは計り知れない。それだけに、早急な関係性の修復を図りたいところだろうが……。
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