ネイマールが残留を願うも…パリSGのMFルーカスはトッテナムへ! 決め手となったのは!?

2018年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全てがパーフェクト」

チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメントに出場できないルーカスには、プレミアリーグでの順位(現在5位)をひとつでも上げるのに貢献することが求められる。 (C) Getty Images

 今冬の移籍市場で誰一人として獲得してこなかったトッテナムが最終日に好タレントを釣り上げた。現地時間1月31日に、フランスのパリ・サンジェルマンからブラジル代表MFのルーカス・モウラを完全移籍で獲得したことを発表したのだ。

 
 背番号「27」。契約期間は2023年6月までの5年半契約。移籍金額は詳細が発表されていないものの、英国メディア『Sky Sports』によれば、2500万ポンド(約36億2500万円)になったという。
 
 2013年1月にブラジルの名門サンパウロからパリSGに加入し、レギュラー格としてプレーしてきたルーカス。だが、今シーズンは、開幕前に同じブラジル代表FWのネイマールやフランス代表FWのキリアン・エムバペが加入したことで攻撃陣の競争が激化。公式戦の出場がわずか6試合(1点)にとどまり、移籍先を模索していた。
 
 しかしネイマールは、ルーカスの残留を望んでおり、彼の出場機会が少ないことについて「アンフェアだ」と不満を述べ、「彼が友人だからというだけでなく、クオリティーの高い選手なのに使われないことが悲しい。でも僕はオーナーじゃないから……。彼はパリに残るべきだ」と訴えていた。(『ESPN』より)
 
 そんなブラジリアンには他にマンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っていたが、ルーカスが利便性の高い大都市ロンドンでの生活を希望。これがトッテナムの加入の決め手にもなったようだ。
 
 入団に際してルーカスはクラブの公式ツイッターで、慣れない英語を駆使し、「全てがパーフェクトさ。僕にとっては大きなチャレンジで、人生においては新たな一章の幕開けだ。僕は一緒になって何かを成し遂げたいと思っている。とにかく今はプレーすることが楽しみだ」と、新天地での活躍を興奮気味に語った。
 
 自身のキャリアで初となるプレミアリーグ挑戦を決めたルーカスは、持ち味であるスピードとテクニックを利したドリブルでトッテナムの勝利に貢献できるだろうか。その起用法も含めて注目したい。
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