日本代表、酒井宏樹をマルセイユ指揮官が絶賛!「どんどん進化し、狡猾になっている」

2018年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

好調を維持する南仏の名門。5季ぶりのCL出場なるか

キャリアの春を謳歌する酒井。ガルシア監督の厚い信頼を得て、本拠地ヴェロドロームで躍動する。(C)Getty Images

 目下リーグ・アンで3位に付け、5シーズンぶりのチャンピオンズ・リーグ出場に邁進するマルセイユ。ここ5試合も4勝1分けと絶好調で、リュディ・ガルシア監督はご満悦だ。
 
 ディミトリ・パイエ、フロリアン・トバン、ルーカス・オカンポスら豪華アタッカー陣に注目が集まりがちだが、最終ラインの堅牢も忘れてはいけない。指揮官がそのなかでも活躍ぶりを称えるのが、ほかでもない、日本代表DFの酒井宏樹だ。金曜日に行なわれる最下位メスとのホームゲームを前に、記者会見に臨んだガルシア監督。日本人サイドバックの進化についてこう語った。
 
「サカイは本当に責任感の強いプレーヤーで、チーム内の誰からも愛されている。私は就任当初(2016年10月)から彼を見ているが、フットボーラーとしての進化は目を見張るばかりだ。あのポジションの選手にしては相手に敬意を払いすぎるところは時々あるんだけど、ヨーロッパナイズドされてきたというか、こちらの水に慣れたというか、どんどん狡猾になってきているよね。素晴らしいと思う」
 
 昨秋にマルセイユとの契約を2021年6月まで延長した。今シーズンはここまでリーグ戦23試合で21試合に出場し、先発は19回を数える。10節のパリ・サンジェルマン戦ではマッチアップした敵アタッカーのネイマールを警告2枚の退場処分に追い込んだ。執拗なマーキングでフラストレーションを助長するなど、巧みな駆け引きが光った。現在、日本代表の海外組において、もっとも安定したパフォーマンスを披露しているひとりだろう。
 
 指揮官とチームメイトの厚い信頼を得て、キャリアの春を謳歌する酒井。自身初となるチャンピオンズ・リーグ出場の権利を掴み、ロシア・ワールドカップへの弾みとしたいところだ。
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