オーバメヤンがアーセナル移籍の理由を告白「僕は狂ったガキ」「本当は昨夏に出たかった」

2018年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「悪気はなかった」と背信行為を詫びる。

アーセナルのレジェンドの名前を出し、新天地での活躍を意気込んだオーバメヤンは、古巣に対しての感謝も述べている。 (C) Getty Images

 アーセナルへの電撃移籍を決めた快速FWは、苦楽を共にした古巣への感謝を忘れていなかった。
 
 現地1月31日に5738万ポンド(約88億9390万円)でドルトムントからアーセナルへ完全移籍を決めたガボン代表FWのピエール=エメリク・オーバメヤン。昨夏からドルトムント退団が噂されてきた快速FWは、今冬の移籍市場が開いてから自ら移籍に向けた動きを見せ、チームミーティングの無断欠席などの背信行為を繰り返してきた。
 
 そんな行為に一部のドイツ・メディアは「壊滅的なチーム状況を招いている」と指摘し、1月27日のフライブルク戦後にはドルトムント・ファンからも「クラブよりも偉大な奴はいない」というバナーを掲げられるとともに特大のブーイングを浴びていた。
 
 決して良い別れとは言えない形でドルトムントを離れることになってしまったオーバメヤンは、アーセナル移籍決定後に自身のインスタグラムを更新し、その心境を綴った。
 
「まず初めに、先月から起こしてしまった全てのことを謝りたい。ただ、僕は昨夏の時点で移籍したかった。でも、動くことができなかった。だから今しかなかったんだ。おそらく僕の行動はベストな選択じゃなかった。でも、みんな、僕がクレイジーだということは知っているはずさ。僕も『狂ったガキ』だと思っている(笑)。僕は間違いを犯した。でも、悪気はなかったんだ。
 
 僕はドルトムントで強さを与えてもらったからこの4年半を忘れることはない。僕は全てのドルトムント・ファン、クラブ、スタッフ、そして僕のチームメイトたちに感謝しているよ! あなたのAuba17より」
 
 また、アーセナルの公式サイトでは、クラブのレジェンドである元フランス代表FWのティエリ・アンリを引き合いに出し、「彼は僕らのようなストライカーにとっては、お手本になる存在だ。このクラブに来ることができて本当に嬉しい」と意気込みを語っている。
 
 スピードある突破力とシュートテクニックを兼ね備え、多くの英国メディアが「アンリの後継者」と謳うオーバメヤンは、アーセナルでの背番号もそのレジェンドと同じ「14」に決まった。はたして、その期待に応えるだけの活躍を見せられるのか。大いに注目だ。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事