オーバメヤンのアーセナル移籍が正式決定! ドルトムントCEOは「不愉快な事は別にして…」

2018年01月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

サンチェスの後釜として快速FWを迎え入れる。

アーセナル移籍が決定したオーバメヤン。加入に際して公式サイトで喜びのコメントを残している。 (C) Getty Images

 現地1月31日、アーセナルはドルトムントからピエール=エメリク・オーバメヤンを獲得したことを公式サイトで発表した。
 
 公式サイトでの発表では、移籍金については公表されていない。しかし、合意の一報を伝えた英国国営放送『BBC』によれば、移籍金はクラブ史上最高額の5600万ポンド(約81億2000万円)になるという。
 
 現在28歳のオーバメヤンは、2013年7月にサンテティエンヌからドルトムントに加入し、以来、現在に至るまでブンデスリーガでは144試合に出場し、98ゴールをマークしていた。
 
 昨夏からドルトムント退団が噂されてきたオーバメヤンは、今冬の移籍市場が開いてから自ら移籍に向けた動きを見せ、チームミーティングの無断欠席などの背信行為を繰り返してきた。
 
 そうした行動に対してドルトムントは、5500万から6000万ポンド(約79億7500万~約87億0000万円)以上のみの交渉を条件にオーバメヤンの退団を容認。それに食いついたのがアーセナルだった。
 
 今冬の移籍市場でヘンリク・ムヒタリアンとのトレードで、アレクシス・サンチェスをマンチェスター・ユナイテッドに放出していたアーセナルは、新たなストライカーとしてオーバメヤンをトップターゲットに据え、そこからドイツにクラブ幹部を送り込んで交渉を行なってきた。
 
 英国メディア『Sky Sports』などによれば、チーム最高額となる週給18万ポンド(約2610万円)で契約を締結していたアーセナルは、現地31日の午前中にオーバメヤンとその家族をロンドン近郊の小規模空港であるルートンから英国入りさせ、メディカルチェックまでを終了させ、入団は秒読み段階と言われていた。
 
 かねてからメガクラブへのステップアップを狙っていたオーバメヤンについて、ドルトムントのヨアヒム・ヴァツケCEOは、クラブの公式サイトで、その心境を語っている。
 
「ここ数週間の不愉快な出来事は別にして、約4年半に渡る彼のサクセスストーリーを思い出すと素晴らしい気持ちになるよ。彼はドルトムントのために多くの重要なゴールと仕事をやってきてくれた。2017年のDFBカップ優勝メンバーの一員でもある。アーセナルでの成功を祈り、我々は彼にさよならを言うよ」
 
 なお、気になる背番号についてアーセナルは、「近く発表する」としている。
 
 移籍市場の最終日にアーセナル入りを決めたオーバメヤン。早ければ、現地2月3日のエバートン戦(プレミアリーグ26節)でのデビューが期待される。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事