日本代表MＦ森岡亮太のアンデルレヒト移籍が正式決定した。日本時間の１月31日午前６時半、同クラブが公式サイトで発表した。
 
「パープル＆ホワイト（アンデルレヒトの愛称）はワースランド＝ベフェレンとクラブ間合意に達した。26歳のリョウタ・モリオカのアストリド・パーク（本拠地）への移籍が決まったのだ。モリオカはRSCアンデルレヒトのクラブ史上初の日本人選手となった！ ＲＳＣニ　ヨウコソ！」
 
　現地メディアによると、森岡サイドとアンデルレヒトは１月30日、すでに条件面など個人レベルで合意に達していた。昨年夏にベフェレンに入団し、今シーズンのベルギー・リーグで24試合に出場。７得点・11アシストと大車輪の活躍を見せ、声価を一気に高めていた。
 
　アンデルレヒトは攻撃の核であるMFソフィアンス・ハニのスパルタク・モスクワ移籍が秒読み段階。トップ下にサイドハーフと幅広く活躍できる森岡に白羽の矢を立て、獲得に成功した。地元全国紙の『La Libre』は「契約は2021年６月までの３年半。これでハニの移籍は一気に決まるだろう。アンデルレヒトは申し分ないタレントを手に入れた」と報じている。
 
　ヴィッセル神戸からポーランド１部のシロンスク・ヴロツワフに渡ったのが2016年１月。あれからわずか２年で、森岡はベルギー随一の名門クラブへのステップアップ移籍を果たした。ロシア・ワールドカップ出場に向け、追い風とできるか。残るシーズンでのハイパフォーマンスに期待だ。