シュツットガルトの新監督は酒井宏、清武の指導経験もある元トルコ代表MFに!

2018年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「若手とベテランが程良くミックスされたている」

14-15シーズンは、不可解な采配でハノーファーが2部降格の危機に瀕する要因となってしまったタイフン監督だが、今回は苦しむシュツットガルトを残留以上の成績に導けるか!? 写真は14年7月の清武入団時。 (C) Getty Images

 ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルトは、1月28日にハネス・ヴォルフ監督を成績不振を理由に解任したが、翌29日に新監督としてタイフン・コルクトを迎え入れたことを発表している。


 現在43歳のタイフン監督はシュツットガルト生まれだが、現役時代はMFとして、トルコ代表で42試合に出場し、1996年と2000年の欧州選手権(EURO)に出場。クラブでは、シュツットガルト・キッカーズ、フェネルバフチェ、レアル・ソシエダ、エスパニョール、ベジクタシュ、ゲンチレルビルリギといったクラブを渡り歩いた。
 
 06年に現役を退いた後は指導者に転身し、ソシエダ、ホッフェンハイム、シュツットガルトのユース監督、トルコ代表コーチを経て、13年12月にハノーファーの監督に就任。当時のチームには酒井宏樹(現マルセイユ)、清武弘嗣(セレッソ大阪)が所属していた。
 
 15年4月に解任されて以降は、カイザースラウテルン、レバークーゼンを率い、今シーズンはここまでフリーだった。
 
 就任会見においてチームマネジャーのミヒャエル・レシュケは、「最高の解決策を見つけることができた」と語り、タイフン監督の"復帰"を歓迎した。
 
 対して、2019年夏までの契約を交わしたタイフン監督は「再びシュツットガルトで仕事ができることを嬉しく思う。このチームは、若いタレントと経験のある選手が程良くミックスされている。どんなことも成し遂げられるだろうし、必ず目標を達成できるはずだ」と語っている。
 
 さっそく、火曜日(30日)の練習からチームに指導にあたる新監督。初陣となる21節(2月3日)のヴォルフスブルク戦で、チームに良い流れをもたらすことができるだろうか。
 
 そして、シュツットガルトといえば浅野拓磨。今冬でポルトガルのポルティモネンセへ移籍するといわれている彼だが、現時点でまだ動きはない。残留となった場合、タイフン監督の下でどのように残りのシーズンを過ごすのか、非常に興味深いところだ。
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