長友佑都は本当に移籍する? インテル指揮官が去就に言及「なにひとつ約束はできない」

2018年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼の意志を尊重したいし、どう考えているのか話してみたい」

敵地フェラーラへの遠征メンバーには入った長友。日曜日、スパル戦での起用に注目が集まる。(C)Getty Images

 連日のように移籍情報が更新され、周辺がかなり騒がしくなってきた日本代表DF長友佑都。トルコのフェネルバフチェ、スペインのベティスといったクラブが新天地候補に挙がっている。
 
 ルチアーノ・スパレッティ政権下のインテルにおいて、長友はここ9試合で1試合しか出場していない。それも後半途中からの15分間のみで、他の8試合はベンチ外だ。極端なまでの冷遇である。
 
 日曜日のスパル戦を前にした記者会見で、スパレッティ監督に記者から質問が飛んだ。「出場すれば確実に仕事をするナガトモをなぜ使わないのか。彼はこのまま退団してしまうのか?」という問いかけに対して、叩き上げのイタリア人指揮官はこう答えている。
 
「ユウトはここ(インテル)で何年もプレーしてきた。誰もがその素晴らしい人間性について語ってきたし、私や現在のチームメイトが受けている印象もまったく同様だ。いま、彼のポジション(サイドバック)には3人から4人の選手がいて、いずれもよくやってくれている。私がいつも正しい選択をしているとは言い切れないが、ユウトが現状をハッピーに感じていないのもまた確かだろう」
 
 そのうえで、移籍の可能性についてはこう語っている。
 
「ユウトは成熟したフットボーラーだ。彼の意志を尊重したいし、どう考えているのか話してみたいと思う。どんな解決策が導き出されるのかは分からないし、なにひとつ約束することはできない。これまでと同様に、1週間チームを見てきたなかで、明日のメンバーを決めるだけだ。ひとにはそれぞれ野心というものがある」
 
 インテルで8年目のシーズンを送る長友。現行契約は2019年6月まであり、ロシア・ワールドカップを控えるなか、はたしてこの冬に他国のクラブへ移籍するリスクを取るだろうか。移籍期限の1月31日まであと4日。急転直下の展開があってもおかしくない情勢ではある。
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