怪物もケガには勝てず… 国見、FC東京などで活躍した平山相太が現役引退!

2018年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

多くのゴールで沸かせてきた怪物FWが電撃引退!

将来を嘱望されてきた平山だが、怪我の影響で現役を退くこととなった。(C)SOCCER DIGEST

 1月26日、ベガルタ仙台に所属する平山相太が現役を引退すると発表した。

 平山は国見高時代に高校サッカー選手権で史上初となる2年連続得点王に輝くなど、早くから将来を嘱望されていたストライカー。2003年にUAEで行なわれたワールドユース(現・U-20ワールドカップ)に1学年下の世代ながら出場を果たし、2ゴールを挙げる活躍を見せた。


 高校卒業後は筑波大でプレーし、2004年のアテネ・オリンピックにも飛び級でメンバー入り。190㎝の体躯を生かしたプレーで多くのゴールを決め、活躍が認められると、2005年の夏にオランダ1部・ヘラクルスに加入し、初年度から8ゴールを挙げる活躍を見せた。その後は2006年からFC東京に所属し、昨年からは仙台でプレーしていたが、怪我の影響で一度もピッチに立つことはなかった。

 平山はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「度重なるけがのため、現役から退き、引退することを決断いたしました。まず、開幕前の大事な時期にクラブに迷惑を掛けてしまうことを申し訳なく思っています。また、決断を尊重してくれたことに感謝しています。1年という短い期間でしたが、監督、スタッフ、選手、ベガルタ仙台に関わる全てのみなさまから親切にしていただき、クラブの一員だと実感できました。そして、もっともっと強く成長していくクラブだと確信しており、ファン、サポーターのみなさまにはこれからも応援していただき、温かく見守ってほしいと思います。

 11年間在籍しましたFC東京には、自分の家のような感覚を持っています。喜び、楽しさ、悔しさ、悲しみ、たくさんの思い出があります。多くの方々との出会いも宝物です。2010年にJ2降格が決定し、絶望感の中にいる状況でも応援し続けてくれたファン、サポーターのみなさまの言葉が今でも忘れられません。これからもFC東京は強くなり、大きくなると思っています。小学生からサッカーを始め、小倉東サッカースポーツ少年団、ながながSC、田原中学、国見高校、筑波大学、現在までご指導いただいた方々のおかげで今日までプロサッカー選手としてプレーすることができました。今でも先生方、監督は自分の憧れ、夢、目標です。ご指導いただきありがとうございました。最後に、どんなときも笑顔で支え続けてくれた妻と子どもたち、15歳で家を出て心配ばかりかけてしまった両親に心から感謝しています。本当にありがとう。これからもよろしくお願いします。13年間たくさんのご声援、本当にありがとうございました」

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