タイ代表のFKマジシャンが神戸入り!! ACLではJリーグ勢相手にFK弾4発!

2018年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

タイ代表として49試合・5得点のティーラトン。「Jリーグでプレーするのがずっと夢でした」

タイ代表のキャプテンも務めるティーラトンが神戸に期限付き移籍。これでJクラブに在籍するタイ代表選手は3名となった。(C) Getty Images

 タイ代表として国際Aマッチ49試合・5得点、ACLでも42試合・6得点の実績を誇る左サイドアタッカーがJリーグ入りする。


 ヴィッセル神戸は1月25日、タイのムアントン・ユナイテッドに所属するDFティーラトン・ブンマタンが期限付き移籍で加入することを発表した。契約は2018年2月1日から同年12月31日まで。契約により、ムアントン・ユナイテッドとの公式戦には出場できない。

 タイ代表キャプテンでもあるティーラトンは、過去のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でJリーグ勢を相手に4発のFKを叩き込んでいる"FKのマジシャン"だ。昨シーズンも鹿島アントラーズを相手に直接FKを沈めてみせ、2015年のG大阪戦では日本代表GKの東口順昭から、FKとCKを2発叩き込んだ。また、左サイドバックあるいは左MFとして、サイドから供給する高精度クロスも大きな武器だ。

 すでに日本代表が出場を決めているロシア・ワールドカップのアジア最終予選でも、その左足は脅威とされたが、日本のホームゲームでは累積警告により出場停止に。タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督も、「ティーラトンが来られないのは、我々の弱点となることを意味する。彼はFKの名手ですから」と不在を嘆くほどだった。

 ティーラトンはクラブ公式サイトを通じて、「この度、ヴィッセル神戸に期限付き移籍出来て、非常に光栄です。まず初めに、この場をお借りして両クラブからこのような素晴らしいチャンスを頂いたこと、心から感謝申し上げます。私はずっとJリーグでプレーすることが夢でした。これからヴィッセル神戸の勝利に貢献できるよう、日々一生懸命努力したいと思います。サポーターの皆さん、熱い応援を宜しくお願いします」とコメントしている。

 なお、ティーラトンは契約前に行なわれる1月30日のACLプレーオフラウンド・柏レイソル戦に出場する予定。サンフレッチェ広島にやはり期限付きで移籍が決まっているティーラシン・デーンダーとともに、プレーぶりに注目が集まる。
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