原口、新天地デビューで宇佐美と共演! デュッセルドルフは後半戦白星スタート!!

2018年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

原口は目立った場面はなく、宇佐美は好機逸す…

守勢時にピッチに立ち、いきなり失点という嫌な流れとなったが、間もなくしてチームは勝ち越しに成功。デビュー戦では目立つプレーはなかった原口だが、ここから存在感を発揮していけるか!? (C) Getty Images

 1月24日(現地時間)、ブンデスリーガ2部の第19節が行なわれ、デュッセルドルフは2-1でアウエを下した。

 首位のデュッセルドルフ(試合開始時は暫定3位)には前日に原口元気がヘルタ・ベルリンからレンタルで加入し、このウインターブレイク明けの初戦でさっそくデビューを飾るかが注目されたが、試合開始は宇佐美貴史とともにベンチで迎えることになった。
 
 序盤は主導権をアウェーチームに握られ、その後も時折、危険な場面を迎えたデュッセルドルフだったが、15分あたりからは攻勢に立って再三相手ゴールに迫り、30分には混戦からラマンがGKの頭上を越す浮き球のシュートを決めて先制に成功する。
 
 時間の経過とともに勢いを増し、その後も30分、40分、44分と惜しい場面を迎えるなど、ホームチームが完全に試合を支配して前半を終えた。
 
 しかし、後半は立ち上がりからアウエが攻め続ける。そんななかで62分、原口がラマンに代わってピッチに登場。左サイドに入り、さっそく守備で奮闘するも、直後にスクーのクロスをスライディングで止めようとするも間に合わず、これがCBボジェクのオウンゴールを誘発し、デュッセルドルフは追い付かれた。
 
 嫌な流れになったものの、原口は気を取り直し、67分には強引なドリブルで中央に切れ込み、相手に掴まれて倒されながらも味方にパスを繋ぐなど、強さを見せる。
 
 そしてその2分後、FKからドリブルでペナルティーエリア内に侵入したMFノイハウスが倒されてPK獲得。これをヘニングスがゴールの天井に突き刺し、デュッセルドルフは勝ち越しに成功した。
 
 76分には、宇佐美がロブレンに代わって右サイドへ。これで日本人選手2人がピッチに立ち、両サイドを担うこととなった。
 
 宇佐美はピッチを幅広く動いて積極的に攻撃に絡み、CKではキッカーを務めて味方の惜しいシュートを引き出したりもした。一方の原口は、まだ初戦ということでリスクを犯すことはなく、無難なプレーに終始。ドリブルでの仕掛けも2度に止まった。
 
 90分、宇佐美はフィンクのスルーパスを受けて決定的なシュートを放つもコースが甘く、GKのセーブに遭って思わず頭を抱え込んだ。
 
 しかし、デュッセルドルフは1点のリードを守り切って後半戦白星スタート。勝点3を加えて首位をキープした。
 
 試合後は、チームメイトたちと喜びの抱擁を交わした原口と宇佐美。今後も揃ってピッチに立ち続けられるか、非常に楽しみである。彼らの次なる試合は26日、アウェーでのカイザースラウテルン戦である。
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