「間違いなく攻撃を活性化させる」デュッセルドルフ監督が“新戦力”原口元気に特大の期待

2018年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

早ければ水曜日に初陣も!? 宇佐美との“両翼”なるか

背番号が25に決まった原口。ひとつ年下の宇佐美との共演に期待がかかる(写真はデュッセルドルフの公式ツイッターより)

 まさに急転直下の展開となったのが、日本代表MF原口元気のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍だ。
 
 活躍の場をブンデスリーガ1部から2部へと移した。今シーズンのヘルタ・ベルリンではリーグ戦の先発出場がわずか2試合で、通算でも7試合のみの出場(0得点)。ウインターブレイク明けの2試合もベンチ外となり、移籍先を模索するなかで、ブレーメンや古巣の浦和レッズなどが候補に浮上していた。同胞の宇佐美貴史が所属するフォルトゥナ行きを予想するメディアは、皆無に等しかったのである。

 
 不思議だったのは、半年間のレンタルで送り出すヘルタ側の対応で、なんとシーズンいっぱいで切れるはずだった契約の延長を確約したのだ。ヘルタのミヒャエル・プリーツCEOはクラブの公式ツイッターで、「お互いにいい解決策を見いだせた。ゲンキは出場機会を求めていたし、ワールドカップ後に契約延長に関するあらゆるオプションを検討することになるだろう」と、今後延長期間について話し合うことを明言した。
 
 では、迎え入れるフォルトゥナのフリードヘルム・フンケル監督は原口をどう見ているのか。試合前日会見の席上で、ポジティブな見解を示した。
 
「ハラグチのスピードとドリブルの強みは、我々の攻撃を間違いなく活性化させるだろう。日本とドイツで300試合以上の出場を重ねてきた選手であり、26歳ながら豊富な経験を持っている。シーズンの後半戦において決定的な仕事をしてくれるはずだ」
 
 フォルトゥナは現在2部で首位に立つ。とはいえ昇格を争う2位のホルスタイン・キール、3位のニュルンベルクとはともに1ポイント差の大接戦だ。2部はウインターブレイクが長く、再開は今週から。1月24日、フォルトゥナはホームにアウエを迎える。
 
 右サイドに原口、左サイドに宇佐美と、両翼に日本人アタッカーを配するスタメンが実現するか。大注目の一戦は、日本時間の木曜日午前4時半にキックオフ。DAZNでライブ中継される予定だ。
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