アーセナル移籍のムヒタリアンが渦中の元同僚を勧誘して炎上騒ぎに…「Yo ピエール、お前も来たいだろう?」

2018年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

何気ない発言が思わぬ騒動を呼ぶ結果に……。

笑顔でオフィシャル写真と動画を撮るムヒタリアン。しかし、アーセナル移籍に少々浮かれすぎてしまったようだ。 (C) Getty Images

 軽率な言動と対応が、騒動の発端となってしまったようだ。
 
 いわゆる"炎上"の火種となったのは、現地1月22日にアレクシス・サンチェスとの大型トレードでマンチェスター・ユナイテッドからやってきたアルメニア代表MFのヘンリク・ムヒタリアンだ。
 
 今シーズンのムヒタリアンはジョゼ・モウリーニョ監督の構想から外れ、プレミアリーグの出場が15試合に留まり、得点はわずかに1と不振に陥っていた。そんななかで、キャリアの転機ともなる大型移籍決定だっただけに、アーセナルの公式サイトでは、「僕はいつもこのクラブでプレーすることを夢見てきたので、今日、それが実現した」と喜びを爆発させている。
 
 問題となったのは、移籍決定後に『You Tube』で配信されたクラブ公式動画での発言だった。移籍決定に浮かれたのか、ムヒタリアンは、あろうことかドルトムント時代の同僚で、今冬の移籍市場でアーセナル加入が噂されているピエール=エメリク・オーバメヤンを勧誘したのだ。
 
「Yo ピエール、お前もここに来たいだろう?」
 
 小声であったため、発言に気付かなかったクラブはこれを配信。するとファンは「よく聞け、ムヒタリアンは間違いなく言っている。これはオーバメヤンが来るってことじゃないか?」と熱狂。瞬く間に"炎上騒ぎ"となり、アーセナルは急いで動画を削除し、事態の収拾に追われるはめとなった。
 
 英紙『Daily Mail』によれば、アーセナルはドルトムントに対して移籍金として5000万ユーロ(約65億円)のオファーを出したものの、6000万~7000万ユーロ(約78億~91億円)を要求されたため、交渉は暗礁に乗り上げたとされている。
 
 同紙は1月23日現在、アーセナルは交渉を進展させるべく、イバン・ガジディスCEOが、元ドルトムントのスカウトマンだったスベン・ミスリンタート・スカウト部長を引き連れて、ドイツに乗り込んだと報じている。
 
 思わぬ騒ぎになってしまったムヒタリアンの勧誘。憧れのチームへ移籍に、少々浮かれすぎてしまったようだ。
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