アザール、チェルシーに大型ストライカーの補強は不要と主張「僕もFWとしてプレーできる」

2018年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チェルシーに集中している」と自身は残留を強調。

キャロル、クラウチ、ゼコら長身FWの獲得が噂されるチェルシーだが、アザール(左)自身はその必要性を感じていないようだ。(C)Getty Images

 チェルシーは先日から、ウェストハムのアンディ・キャロルやストークのピーター・クラウチへの関心が報じられている。イタリアでは、ローマのエディン・ゼコにチェルシー行きの噂が持ち上がっているところだ。

 だが、アルバロ・モラタとペドロ・ロドリゲスが累積警告による出場停止で不在の中、ミチ・バチュアイがリーグ戦では今シーズン三度目となる先発出場を果たした現地時間1月20日のブライトン戦では、エデン・アザールの2得点などで4-0と快勝した。

『ESPN』によると、試合後にアザールは「僕らにはアルバロにミチという非常に優れたストライカーがふたりもいる。もし彼らがプレーできなくても、僕がストライカーとしてプレーできる。だから、(新しいFWは)必要ない」と、FWの補強は不要との見解を示している。

「僕らがチャンスに決め切れていないから、周囲からフォワードを補強しろっていう声があがるだけで、ゴールさえ決めていればなんの問題もないんだ。実際、僕らはリーグ最高の攻撃陣を持っているしね。結局はチームの調子次第なんだ。僕らはいまのチームに満足しているよ」

 さらにアザールは、「今シーズンのベストチームはマンチェスター・シティだろう。そして彼らのストライカーは、(ガブリエウ・)ジェズスも(セルヒオ・)アグエロも長身じゃない」とコメント。チームのスタイルによって長身ストライカーは必ずしも必要ではないと主張した。

「単純なことさ。どういうプレーをしたいかによるんだよ。ロングボールで戦いたいなら、ターゲットマンが必要だし、グラウンダーのパスでボールをキープしたいなら、身長を問わずテクニカルな選手が必要となる。自分たちが望むプレー次第なんだよ」

 チームの補強とは別に、アザール自身の去就も注目の的だ。昨年12月には、アザールの父がレアル・マドリーからのオファーを待つ可能性に言及している。

 アザールは笑顔で「父が良くないことを言っているね。でも心配ないよ。僕はチェルシーに集中している」と残留を強調した。

「契約はあと2年残っているし、僕はここで幸せだ。何度も言ってきたけど、今シーズンはここで終えたい。それから様子をみよう」

 マンチェスター・Cに勝点15差と、プレミアリーグ連覇が厳しくなっているチェルシー。上位5チームでもっとも得点が少ない昨シーズンの王者は、アザールの言葉を信じて戦い続けるのだろうか。

 
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