パリSGのブラジル代表CBが親友を想って涙…「彼が去ってしまうのを想像すると…」

2018年01月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

すでにマンUと個人合意に達しているとも。

親友を想い、インタビュー中に思わず涙を流したマルキーニョス(左)。パリSGからの退団が濃厚なルーカス(左から3人目)は、どんな決断を下すのか。(C)Getty Images

 パリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表MFルーカスのこの冬の退団は、おそらくほぼ間違いない。そんな未来を予感させたのは、パリSGのチームメイトであり親友でもある同胞マルキーニョスの涙だった。
 
 フランスのテレビ局『Canal+』が放送している番組、『Canal Football Club』のインタビューを受けたマルキーニョスは、移籍の噂が浮上するルーカスについて聞かれた際に、涙を流しながら次のように答えたのだ。
 
「(ピッチに立てない)ああいう姿を見るのは悲しいよ。僕がパリに来たその日から、ずっと仲良くしてくれた親友だからね。彼は、(退団という)決断を下すと思う。なんで泣いているかって? 彼が去ってしまうのを想像しているからだ。パリでの関係は終わっても、生涯の友人であり続けるよ。彼の幸運を祈りたい」
 
 今シーズンはここまでリーグ・アンで先発出場が一度もなく、ピッチに立った時間がわずか72分と不遇をかこつルーカスに興味を示しているのは、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナム。すでにマンチェスター・Uとは個人合意に達しているとも取り沙汰されており、パリSG退団は避けがたい状況だ。
 
 同世代のネイマールとともに10代の頃から将来を嘱望されながら、殻を突き破れずに苦悩の日々が続くルーカスもすでに25歳。キャリアのまさにターニングポイントに立つブラジル産のスピードスターは、どんな決断を下すのか。
 
 親友マルキーニョスのエールを胸に、新天地で進化した姿を見せてほしい――。ブラジル国民も、そう願っているだろう。
 
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