監督解任のハンブルク、酒井高徳、伊藤達哉の新たなボスはクラブOBに!?

2018年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

1996年から8シーズン在籍したMF

ハンブルクでは197試合出場4得点という記録を残したOBが新監督に!? 写真はヴュルツブルガーを率いた昨シーズン、2部リーグでシュツットガルトと対戦した際のもの。 (C) Getty Images

 1月20日(現地時間)に行なわれたブンデスリーガ第19節で、最下位ケルンにホームで0-2と敗れた17位のハンブルク。6戦未勝利と不振のなかにあるクラブは翌日、マルクス・ギスドル監督の解任に踏み切った。


 ヘリバート・ブルッフハーゲン会長とイェンス・トッドSDは会見で、以下のように解任の理由を語っている。
 
「ギストル監督に厚い信頼を寄せていたので、この決定は非常に困難を伴うものだった。しかし、我々は現在のチームの結果やパフォーマンスに満足できない。まだ、1部残留は諦めておらず、ここで新たな変化や刺激をチームに与えることが必要だと判断した」
 
 これに対し、ギスドル監督は「できれば指揮を続けたかったが、この決定を受け入れるべきだろう」とのコメントを残している。
 
 気になる後任について、ブルッフハーゲン会長は「しっかりとしたビジョンを持った人材をすでに見つけてある」と語り、月曜日からすでに指導にあたるとしているものの、肝心の名前を明かしていない。
 
 しかし、地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト(MOPO)』は、新たな監督になるのはハンブルクのOBでもあるベルント・ホラーバッハだと断定的に報じている。
 
 1969年生まれのホラーバッハは、現役時代はMFとしてヴュルツブルガー、ザンクト・パウリ、カイザースラウテルン、そして96年から8シーズンにわたってハンブルクでプレー。ここでユニホームを脱いでいる。
 
 引退後は、2005年にVfL93ハンブルクで指揮を執り始めたのを皮切り、リューベック、ヴォルフスブルク(コーチ)、シャルケ(コーチ)で指導者としてのキャリアを積み、14年から3シーズン、ヴュルツブルガーで監督を務め、2部と3部を行き来した(現在は3部)。
 
 今シーズンはフリーとなっているホラーバッハは、ハンブルク首脳陣と週末に話し合いの場を持ち、すぐに就任が決まったと、MOPO紙は伝えている。
 
 ハンブルクといえば、酒井高徳、伊藤達哉という日本人選手が所属しており、この監督人事が彼らの今後の起用に、いかなる影響を与えるかが気になるところだ。なお酒井にとっては、15年にハンブルクに加入して以来、ブルーノ・ラッパディア、ギスドルに次ぐ3人目の監督となる。
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