バルサのラフィーニャがインテル移籍へ!買い取りが実現すればマシア史上最高額の収益に

2018年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

週明けにメディカルチェックを。

カンテラ時代は「兄チアゴ以上の才能」と言われたラフィーニャ。ルイス・エンリケ前監督の秘蔵っ子的存在だった左利きのテクニシャンは、イタリアでもその実力を発揮できるか。(C)Getty Image

 昨年4月から右膝半月板の負傷で戦列を離れていたバルセロナのラフィーニャは、現地時間1月17日に行なわれたコパ・デル・レイ準々決勝第1レグのエスパニョール戦で、約9か月ぶりに公式戦復帰を果たした。

 だが、ラフィーニャがこれから復活を目指す舞台は、バルセロナとリーガ・エスパニョーラではないようだ。スペインやイタリアのメディアは現地時間19日、バルセロナとインテル・ミラノがラフィーニャの移籍で合意したと報じている。

 スペイン紙『Marca』やイタリア『Sky Sports』によると、両クラブは3500万ユーロ(約45億5000万円)の買い取りオプションつきレンタル移籍で合意。買い取り額には300万ユーロ(約3億9000万円)のボーナスも加わるという。

 ラフィーニャは週明けにもミラノでメディカルチェックを受ける見込み。インテルとは2021年夏まで3年半の契約を結ぶ予定だ。

 ルチアーノ・スパレッティ監督率いるインテルは今シーズン、4-2-3-1システムを採用しており、ラフィーニャはトップ下や右ウィングでプレーすると見られている。リーグ戦でチーム総得点(35)の半分以上(16)をマウロ・イカルディが挙げているインテルだけに、ラフィーニャは得点力アップの部分での貢献も期待されそうだ。

『Sky Sports』によると、もし買い取りが実現した場合、ラフィーニャはバルセロナの下部組織「マシア」の出身者で、もっとも多くの売却益をもたらした選手となる。チェルシーに移籍したペドロ・ロドリゲスは2700万ユーロ(約35億1000万円)に300万ユーロのボーナス、バイエルン・ミュンヘンに移籍したラフィーニャの実兄チアゴ・アルカンタラの移籍金は、2500万ユーロ(約32億5000万円)だった。

 なおインテルは、リバプールのFWダニエル・スターリッジの獲得も噂されている。『Sky Sports』は「選手も移籍を了承済みの様子」と報じているが、リバプールが要求する4000万ユーロ(約52億円)の移籍金にインテルが難色を示しているようだ。

 今冬のマーケットですでにベンフィカ・リスボンからアルゼンチン代表DFのリサンドロ・ロペスを獲得しているインテル。公式戦5試合白星なしと、序盤戦の勢いを失っているチームは、補強でふたたび上昇気流に乗ることができるだろうか。
 
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