鹿島のアタッカー豊川雄太がベルギー1部へ!KASオイペンに完全移籍

2018年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島からの期限付き移籍で2シーズン岡山に籍を置いた豊川が…

リオ五輪の出場権獲得に貢献するなど、豊川は世代別代表のプレー経験も十分。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 鹿島アントラーズは19日、豊川雄太がベルギーリーグ1部・KASオイペンに完全移籍すると発表した。

 豊川は大津高出身の23歳。同高校でチームメイトだった日本代表の植田直通とともに2013年に鹿島へ入団。1年目こそ出番を得られなかったが、2年目から出場機会を得ると得意のドリブルで攻撃に変化を付ける存在として重宝された。

 そして、2016年からの2シーズンはファジアーノ岡山に期限付き移籍。チームの得点源として活躍を見せ、昨季は35試合で8得点を挙げていた。

 また、U-23日本代表の経験もあり、リオ五輪出場こそ逃したが本大会の出場権が掛かった2016年1月のU-23アジア選手権に参戦。イランとの準決勝では途中出場ながら値千金の決勝点を決めるなど、印象的な活躍を見せていた。

 豊川はクラブを通じ、下記のようにコメント。

「2013年に新人として加入してから今まで、本当にお世話になりました。鹿島アントラーズでプレーできたことはすごく幸せでしたし、とても有意義な時間を過ごすことができました。一緒に戦ったチームメート、スタッフ、プロになるきっかけを与えてくれたスカウトの方々には心から感謝しています。サポーターの皆さんは常に力強い声援を送ってくれ、特に2014年開幕戦でスタメン出場した時の温かいサポートは、今でも忘れることができません。海外でプレーすることは小さい頃からの夢で、言葉や生活を含めて、いつか厳しい環境に身を置いてサッカーをやりたいと思っていました。今回、ベルギーでプレーするチャンスがもらえたので、自分の持ち味であるアグレッシブさや動き出し、シュートまで持っていく積極的なプレーをどんどん出していきたいです。壁にぶち当たっても、これまでと同じように一歩一歩、成長できたらと思います。自分のキャラクターを生かして頑張りますので、海外に行っても是非応援してもらえるとうれしいです」

 鹿島と岡山で多くの経験を積んだ若武者が選んだ初の欧州挑戦。ベルギーの地で豊川がどのようなプレーを見せるのか注目が集まる。

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