ブッフォン、現役続行の可能性は? ユーベ副会長「今季限りとは宣言していない」

2018年01月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

アッズーリ復権については「効果的なシステムが必要」。

ユベントス副会長のネドベドは、ブッフォンの引退時期について「今季終了後とは宣言していない」と語るが、はたして。(C)Getty Images

 ユベントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォンは、チャンピオンズ・リーグで優勝しないかぎり、今シーズン終了後に現役を引退する意向を示している。だが、同クラブのパベル・ネドベド副会長は、正式に現役引退を宣言したわけではないと述べる。

 イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、ネドベド副会長は母国チェコのメディア『Lidove noviny』で、「シーズン終了後に引退するとは宣言していない。アンドレア・アニェッリ会長とともに決めることになるだろう」と話している。

「ジジ(ブッフォンの愛称)のパフォーマンスは見事なものだ。我々は彼の健在を喜んでいる。バロンドールをあげたいくらいだ。本当に特別な選手だからね。ただ残念ながら、年を取るスピードを遅らせることはできない。おそらくジジが今後(バロンドールの)トロフィーを手にすることはないだろう」

 確かなのは、ブッフォンが自身にとって最後のワールドカップ(W杯)に出場できなかったということだ。イタリアが欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れたことで、ブッフォンは前人未到の通算6度目の大会参加を果たすことができなかった。

 アッズーリがロシアW杯出場を逃したことについてネドベド副会長は、「大きな痛手だが、なにか効果的なシステムを作らなければ、イタリアは今後も苦しみ続けることになるだろう」と警鐘を鳴らしている。

「サッカーはイタリアで圧倒的な人気を誇るスポーツなのに、いまは連盟の会長も不在で、クラブ独自のスタジアムやBチームもない。これまでイタリア・サッカーに新たなムーブメントを起こせる人物を探してきたが、(連盟会長選に出馬した)ダミアーノ・トンマージがその人になるかもしれない」

 長年セリエAで戦ってきたネドベド副会長の助言を、イタリア・サッカー界は生かせるだろうか。
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