【清水】今冬の移籍マーケットを賑わせた“若い左SB”松原后の野心

2018年01月15日 サッカーダイジェスト編集部

「もっとチームを引っ張ることができる存在になりたい」

清水残留を決意した松原。愛着あるクラブでのさらなる飛躍を誓った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 東京ヴェルディから鹿島アントラーズに加入した安西幸輝、同じく東京Vからサガン鳥栖に新天地を求めた安在和樹、アビスパ福岡から柏レイソルに移籍した亀川諒史、あるいはセレッソ大阪が鳥栖の三丸拡をリストアップしたと報じられるなど、今冬は"若い左SB"が市場を賑わせた。
 
 清水エスパルスの松原后も、人気銘柄のひとりだった。あるクラブ関係者も「何クラブかが興味を示しているという噂は聞いていた」という。
 
 浜松開誠館高2年次までは攻撃的なポジションでプレーし、高3からDFに転向。経験の浅い21歳は粗削りな部分が目につくが、まだまだ伸びしろを残している。182センチのサイズは魅力で、力強いドリブル突破が武器の松原が注目を浴びるのは当然だろう。
 
 昨季でプロ3年目を終えて確かな手応えを掴み、将来の日本代表入りも見据えるなど高い目標を持つ。海外移籍も視野に入れているようで、代理人や尊敬する父で元清水DFの真也さんにもその希望を伝えているようだ。
 
 本人は国内での移籍には消極的で、実際、1月5日には清水との契約更新が発表された。昨年12月中旬の交渉の場で、松原は清水への愛着を口にしている。
 
「清水がビッグクラブになるためのビジョンがなければ、このチームに残ることはない」
 
 2018年シーズンも清水でプレーする意思があるかとメディアから問いかけられれば、「(自分は)若いと思っていないし、もっとチームを引っ張ることができる存在になりたい」と言葉に力をこめる。
 
 清水でのさらなるステップアップを誓った、希少価値の高い"左利き"の左SB・松原の今後に期待だ。

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