【名古屋|新体制】風間監督は攻撃サッカーの継続を強調!オーストラリア代表GKランゲラックの加入も決定

2018年01月14日 本田健介(サッカーダイジェスト)

新スローガンは「攻める ~Go Into Action~」に。

総勢26人で新シーズンに望む名古屋。2年ぶりのJ1で躍進できるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 名古屋は1月14日に名古屋市教育センター講堂で新体制発表会を行なった。
 
 今季のスローガンは「攻める ~Go Into Action~」。この言葉に懸けた想いを小西工己代表取締役社長は「風間グランパスの好守一体の攻撃的なサッカーを表わすような攻めるという姿勢、J1の頂、そして世界、アジアを目指す高い志を持って挑戦するという意味を込めました。昨シーズンに築いたベースに満足せずに前へ前へ攻めていく。自ら行動を起こす。J1というステージにも失敗を恐れずにスタッフも含めて進化していく」と説明した。
 
 また、「ついさっき健康診断が終了して、ギリギリ間に合いました」と、オーストラリア代表GKのランゲラックのレバンテからの加入も発表。コリンチャンスから獲得した元ブラジル代表のジョー、大宮から獲得した長谷川アーリアジャスールを含め、総勢26人で新シーズンへ挑むこととなった。
 
 就任1年目でJ1復帰を果たし、今季はさらなる躍進を目指す風間八宏監督は次のように抱負を語る。
 
「自分たちが何をしたいか、それを持って1試合1試合に挑戦していきたいです。社長、スタッフは守りを許してくれませんので、前に攻めていきたい。昨年同様、楽しい、しっかり自分たちが狙ったとおりに勝てる、ゴールを取れるサッカーをしていきたいです。ただ、昨シーズンで心残りだったのは(スタジアムに)4万人を入れられなかったことです。満員のなかで戦えるように努力をしていきます。皆さんの誇りになれるようなサッカーをしたいです」
 
 さらに昨季はJ2でリーグワースト6位の失点数を数えるなど守備面が課題となったが、指揮官は「守備と攻撃を分けて考えたことはないです。去年は5.8から6割くらいはゲームを支配できるようになったと思います。それを8割にしていくことを考えたい。そういうところで失点数は減っていくはずです。自分たちの力の積み上げで失点を減らしたいです」と、攻撃サッカーを貫くことを協調した。
 
 また昨年12月にアカデミーダイレクターに就任した山口素弘氏もサプライズで登場。「まさか名古屋の地に再び来られるとは思っていませんでした。アカデミーとして素晴らしいものを作りたい。目標はひとりでも多くトップに上げることです。日本を代表するような選手に羽ばたいてもらいたい」と話し、「トップの練習にも出ます」と、風間監督のサポートも約束した。

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