【町田|新体制】目標は「6位以内!」東京五輪の2020年に向けた布石のシーズンに

2018年01月13日 郡司 聡

J1ライセンスを取得するには、クリアすべきハードルはあるが…。

期待の杉森(下段左から二番目)は「ゴールという結果でチームの勝利に貢献したい」と話した。写真:郡司聡

 1月13日、J2の町田が町田市内で2018シーズン新加入選手会見を実施した。会見の席上、冒頭の挨拶に立った下川浩之代表取締役社長は、今季の目標を「6位以内を目指す」と明言。2016年にJ2復帰を果たして以来、具体的な順位を設定することのなかったクラブにとって、異例の声明となった。
 
 町田は昨年来、2020年の東京五輪の年をJ1で戦うという"青写真"を掲げているため、今回のシーズン目標はその延長線上と言えるもの。町田がJ1クラブライセンスを取得するには、J1規格のスタジアムや天然芝を有した練習環境など、整えるべきハードルがあるものの、現場レベルでまずはJ1昇格に向けた成績面のハードルをクリアしようという気概が反映されている。
 
 このように近未来のJ1昇格を見据えた町田は、10名の新加入選手を迎えた。16歳で名古屋とプロ契約を締結した杉森考起など有力選手を獲得し、中島裕希らセンターラインを形成してきた選手も残留したことで充実の陣容が整った。サポーターからの期待値も大きい杉森は「ゴールという結果でチームの勝利に貢献したい」と話し、目標達成に向けてチームの力になることを誓った。
 
取材・文●郡司聡(フリーライター)

次ページ2018年のメンバーリスト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事