マンCが冬のサンチェス獲得をあきらめる? モウリーニョが関心を示すマンU行きの可能性も

2018年01月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

半年待てばフリーになる選手に58億円は…

アーセナルの要求額が高く、また年末に膝を負傷したG・ジェズスの復帰時期が早まったため(2月上旬予定)、シティはサンチェス獲得レースから撤退する可能性が高い。(C)Getty Images

 夏に続き冬の移籍マーケットでも、アレクシス・サンチェスのマンチェスター・シティ移籍は実現しないのだろうか。英『BBC』は現地時間1月12日、シティがサンチェスの獲得をあきらめる可能性が出てきたと報じている。

 今シーズン限りでアーセナルとの契約が満了するサンチェスの獲得に、2000万ポンド(約29億円)を用意したと伝えられていたシティだが、『BBC』によると、これに対しアーセナルは3500万ポンド(約50億7500万円)を要求しているという。

 さらに、サンチェスの代理人も手数料として500万ポンド(約7億2500万円)を求めているらしく、獲得には総額4000万ポンド(約58億円)が必要になるようだ。

 半年後にフリーになる選手の移籍金としては高すぎるとして、シティはこの要求に難色を示している。さらに、負傷で離脱中のガブリエウ・ジェズスの復帰時期が早まるという説もあり、シティが夏までサンチェス獲得を待つ可能性もあると見られている。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は12日の会見で、サンチェスについて「答えない」とノーコメントを貫き、報道陣が高い関心を示していることには理解を示しつつ、「14日のリバプール戦に集中している」と述べるにとどまった。

 一方で、ここにきて浮上しているのが、マンチェスター・ユナイテッド行きの噂だ。ジョゼ・モウリーニョ監督も「驚くべき選手」とサンチェスを称賛している。

 モウリーニョは、「私とクラブ経営陣、そしてオーナーはあまり1月のマーケットを信じていない」としつつ、「優れた選手を手に入れるチャンスは逃さない」とも述べた。「サッカーの世界には、1月だろうが3月だろうが7月だろうが、獲得するチャンスがあるならトライしなければいけない選手たちがいる」

 バルセロナ時代に指導を受けたグアルディオラの下でプレーすることを望んでいると言われるサンチェスだが、はたしてシティかユナイテッドか、それとも……。今冬の去就が注目される。
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