【FC東京】移籍の理由、今季の目標は? 富樫敬真の覚悟

2018年01月13日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「チャレンジしたい気持ちが膨らんだ」

新天地のFC東京で練習をこなす富樫。写真:徳原隆元

 「昨季の後半戦は自分自身が何もできなかった」横浜から、このオフに新天地へ。FC東京からオファーをもらった時は正直、「チャレンジしたい気持ちが膨らんだ」。
 
「ファーストインプレッションとして、そういう想いがあった。それが(移籍を決意するうえで)判断材料になったと思います」
 
 FC東京での初練習を終えた富樫敬真は「すごく良い雰囲気を感じた」という。昨季はJ1で中位以下に甘んじたが、そのショックを引きずっているようなムードではなかった。その中心にいたのが、今季からチームを指揮する長谷川健太監督だ。富樫は言う。
 
「選手に良い緊張感を持たせてくれます。対人のところもぬるかったらしっかり指摘してくれるし、練習中からバチバチやれる。選手たちもそこに刺激されているようなので、やっていて楽しいです」
 
 覚悟をもって期限付き移籍を決断した富樫だが、「チャレンジしたい」とは具体的にどういうことなのか。今季の目標を訊かれた時に、彼はこう答えていた。
 
「目標を数字にすると、良いことがないので。日々、いかに集中してできるか。試合、練習に関係なく集中してできるか。そこを突き詰めた結果が最終的に個人の数字として表れる。それが目標と言えば目標。とにかく毎日、集中してやりたいです」
 
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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