「もはや彼を軽蔑している」 モウリーニョ、宿敵コンテとの絶縁を宣言!

2018年01月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

両者の関係が修復される日は――。

試合前に握手は交わすコンテ(左)とモウリーニョ(右)だが、その目は互いを睨みつけるような鋭さだ。 (C) Getty Images

 舌戦を繰り返してきた2人の関係は、修復不可能なところまで来てしまったのかもしれない。


 現地1月12日、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、記者会見でチェルシーのアントニオ・コンテ監督に対する自身の考えを明らかにした。英国国営放送『BBC』が、その模様を伝えている。
 
 これまでも互いを牽制し合ってきた両者の関係が一気に険悪化したのは、今月4日の記者会見だった。モウリーニョがコンテに対し、「私はタッチライン際でピエロのような振る舞いはしない」と発言したのだ。
 
 これにコンテも応戦。翌5日の会見で「彼は自分の過去を見直すべきだ。以前の自分の振る舞いをね。"老年性痴ほう症"というか、過去に自分がとった行動を忘れてしまうんだろう」と、ポルトガル人指揮官のこれまでの行動を引き合いに出して激しく非難した。
 
 辛辣な言葉で反論されたモウリーニョだが、これ以上の争いは望んでいないようだ。12日の会見では、「最初に彼が私を侮辱した」としてコンテを"口撃"しつつも、争いの終焉を宣言している。
 
「最初に彼が私を侮辱したとき、彼が傷つくだろうと思う形で私も反応することにした。そうしたら、彼はまたも私を侮辱したね。私はもう変わることにした。もはや、彼を軽蔑している。軽蔑は、私にとって物語の終わりを意味する」
 
 いまや宿敵となってしまったポルトガル人指揮官に対して、コンテは今月9日に「モウリーニョ監督は酷い言葉を使った。私は今回の件を忘れることはないだろう。これは私と彼の問題だ。今後、この話はしたくない」と、修復できない関係であることを明らかにしていた。
 
 完全に喧嘩別れした両者だが、今後、その関係が回復する日は訪れるのだろうか……。
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