【徳島|新体制】ブエノ、シシーニョ、呉屋と新戦力は粒揃い!昨季の悲劇を乗り越え、2013年以来の昇格へ

2018年01月12日 松下浩太郎

「アグレッシブ&コレクティブなフットボールスタイルの確立」がテーマに。

新戦力は11人。いずれもポテンシャルの高いタレントだ。写真:松下浩太郎

 1月11日、徳島の新加入選手記者会見が、初練習終了後にクラブハウス施設内で行なわれた。昨季はシーズンを通して魅力あふれるサッカーを披露しながら、最終節で悲劇に見舞われ、プレーオフ圏外の7位でフィニッシュ。結果として何も勝ち取ることができなかった。
 
 その悔しさを胸に、2013年以来の昇格を目指す今季は「アグレッシブ&コレクティブなフットボールスタイルの確立。そのための編成を継続的に続ける」と岡田明彦強化部長が力強く語ったように、迷いのない明確なビジョンで編成に努めた。実際、新しく加わった11人は皆ポテンシャル、野心、向上心を持ち、競争に挑む覚悟を持った選手たちだ。
 
 対人の強さとスピード豊かな守備のブエノとマルチな働きができる大屋翼は、大事な場面で凌ぎ切れなかった昨季のウイークポイントを補う貴重なピースだろう。大本祐槻はサイドから仕掛け攻撃の起点にもなれる。中盤では視野の広いシシーニョ、ボール奪取に長けた内田航平の実力者。そして前線は得点感覚に優れた呉屋大翔と薗田卓馬。期限付きから復帰したオルシーニも、スピードと強さを兼備している。また、将来を期待される才能豊かな若手の獲得も徳島らしい。渡井理己、坪井清志郎、井澤春輝の3人がリカルド監督に鍛えられ、どのように成長していくのか今から楽しみでならない。
 
 彼らと既存選手が高いレベルで融合し、勝負強さを備えた力強いチームに昇華できれば、シーズン終了時にはおのずと結果が付いてくるだろう。
 
取材・文●松下浩太郎(フリーライター)

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