原口元気の受け入れ先を待つヘルタだが、残留についても「扉は開けている」と首脳陣

2018年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が強く望むなら…」

ドイツの移籍市場のデッドラインは1月31日18時(日本時間2月1日2時)。その時点で、原口は新たなユニホームを身に纏っているか。あるいは……。 (C) Getty Images

 今シーズン、ヘルタ・ベルリンで出場機会を失い、今冬での移籍が確実視されている原口元気だが、現時点でまだ新天地の候補として、具体的な名前は出てきていない。

 シーズン前、ヘルタが契約延長を提示したのを拒否し、プレミアリーグ行きを望んだことで、パル・ダルダイ監督の構想から外れ、残留となってからは公式戦11試合出場(先発3試合)に止まっている原口について、ミヒャエル・プレーツSDも「全ては彼自身が招いたもの」と厳しく語っていた。
 
 プレーツSDは、今冬の移籍市場において原口の移籍を容認する発言をしており、また本人も「(ロシア・)ワールドカップ出場のために(去就を)決断したい」と語ったことで、シーズン中でのヘルタ退団の可能性は非常に高いと見られている。
 
 ヘルタでは、原口とともに放出候補に挙げられていたMFヴァレンティン・シュトッカーのスイス・バーゼル行きが確定。いよいよ、クラブにとっては原口の件を片付けるのみとなったが、プレーツSDは移籍ありきではなく、まだ別の選択肢も残されていると地元紙『ベルリナー・クーリエ』に語っている。
 
「(移籍市場が閉まる)1月末までは、まだ時間がある。我々は、あらゆる交渉に応じるつもりだ。もちろん、彼にもまだ時間があり、ヘルタに残りたいと強く望むというなら、その可能性がないわけではない。扉は開けている」
 
 原口とヘルタの契約は今年6月までとなっているが、果たして両者はどのような着地点を見出すのか。その動向から目が離せない。
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