サンチェスのマンC移籍は目前とされるも、ヴェンゲル監督は今なおアーセナル残留を諦めず

2018年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

サンチェスのプロ意識の高さを絶賛

この2ショットもいよいよ見納めか!? ちなみにヴェンゲル監督にも、今シーズン限りで退任の噂が流れている。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティへの移籍が取り沙汰されるアーセナルのアレクシス・サンチェスは、現地時間1月10日に行なわれたリーグカップ準決勝・第1レグのチェルシー戦で、スタメンから外れた。これについてアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、去就問題との関連を否定している。

 英『BBC』によると、敵地でチェルシーと0-0で引き分けたヴェンゲル監督は、試合後に「多くの試合に出ている時は、(ベンチスタートを)受け入れなければいけない。サンチェスは全ての試合を戦っている。シーズン途中に息をつくのは、少し彼らの役にも立つんだ」と述べた。
 
 ガブリエウ・ジェズスの負傷離脱もあり、以前から騒がれているマンチェスター・Cへの移籍がいっそう注目されているサンチェス。アーセナルとの契約は今シーズン限りだが、ヴェンゲル監督は「彼がもっと長く留まることを望む」と、サンチェス残留を諦めない姿勢を示した。
 
「彼が我々とサインするのが、今だろうが6月だろうが、私は問題ないよ」
 
 去就が取り沙汰されるなかで、アーセナルでの戦いに集中できないのでは? との懐疑的な声も少なくないサンチェスだが、ヴェンゲル監督は「みんな、アレクシスという男を知らないんだ。彼はサッカーだけに専念している」と反論している。
 
「今日の彼のウォームアップや、試合への入り方を見たかい? サッカーをやりたいと望む選手のものだった。彼は、外部のこととピッチでのことを、しっかりと分けられる男だ」
 
 さらにヴェンゲル監督は、「彼が他の誰かと話していようと、私やクラブに知らせる必要はない」と語るとともに、先のことが不透明でも、サンチェスのプロ意識を疑うことはないと続ける。
 
「我々は心理学の理論ではなく、事実に基づいて生きている。ピッチに立てば、100パーセントを尽くしてサッカーをする。彼はそうしているんだ」
 
 一部では、今週中にサンチェスのシティ行きが決まるとの報道もあるだけに、彼、そして両クラブの動向からは目が離せない。
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