【柏|新体制】攻撃的戦力の加入で「得点数60以上」が目標!”新10番”には大歓声も

2018年01月11日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

あのベテランも約4年ぶりに復帰。

10番をつける江坂の登場には大きな歓声が上がった。写真:田中研治

 柏レイソルが1月10日、柏市民文化会館にて新体制発表会を行なった。なお今回、横浜から加入したパク・ジョンスは天皇杯決勝を戦った影響で欠席している。
 
 ACLプレーオフを控える今季のメンバーは30人。新戦力は10名で、新潟から山崎亮平(FW)と小泉慶(MF)、大宮から江坂任(MF)と瀬川祐輔(FW)、福岡から亀川諒史(DF)が加入。さらに、ユースから猿田遥己(GK)、宮本駿晃(DF)、田中陸(MF)、中川創(DF)の4人が昇格し、ペルーのデポルティボ・ムニシパルから澤昌克(MF)が約4年ぶりに復帰した。
 
 はじめに、瀧川龍一郎社長、下平隆宏監督、加藤望新ヘッドコーチが挨拶。下平監督は「まず1月30日、ACLプレーオフに全精力を注ぐ。ACLに出場するために、キャンプを使って(仕上げて)向かっていく」と力強い意気込みを見せた。そして、リーグの目標については「昨年に引き続き、『勝点60以上』。さらに、今季は攻撃的な選手が加入し、『得点数60以上』も掲げてやっていきたい」と宣言した。
 
 続いて、新シーズンの背番号を発表。大型モニターの演出とともに、新加入選手も登場し、会場は盛大な拍手に包まれた。そのなかでも、大宮から加入した江坂が10番を着けて現われると、大きな歓声が上がった。
 
 その後は、中谷進之介が着用して現われたACL用のユニホームもお披露目。また、新加入選手たちも今季の抱負を語った。主な新戦力のコメントは以下の通り。
 
山崎
「柏レイソルのために、全力で戦う。(自分の特長である)ドリブルもそうだし、チームに貢献できるプレーをしたい」
 
小泉
「チームの勝利に貢献できるように頑張る。攻撃でも守備でもがむしゃらに、ガツガツと戦う姿を見せたい」
 
瀬川
「ひとつでも多くのタイトルを獲るために、少しでも貢献できるよう日々努力したい。第一に怪我をしないということを念頭に置きながら、結果もそうだが、ゴールに向かう動き出しや戦う姿勢も見せたい」
 
江坂
「自分の特長でもある攻撃の部分でチームに貢献できるように頑張る。この番号(10番)をつけたからには、自分が勝利に導くぐらいのプレー、ゴールやアシストの結果を求めていきたい」
 
亀川
「ひとつでも多くのタイトルを獲り、それに貢献できるように日々努力したい。(リオ)オリンピックで感じたことはあるので、(それを活かして)ACLプレーオフに勝って本選出場を決めたい」
 
 そのほか、ユースから昇格した選手も意気込みを話していったが、最後に澤へマイクが渡る。すると、拍手がいっそう大きくなり、「おかえり!」という声も聞こえた。柏に戻ってきたベテランは、まず自己紹介で「U-18出身の…」と切り出して会場の笑いを誘うと、熱い想いを口にした。
 
「約4年ぶりにここ、レイソルに戻ってきました。(1月12日に)35歳になりますが、バリバリできるんだというところを、見せられるように頑張るだけです。(オファーには)驚いています。これはサッカーにおける人と人とにつながりで、このチャンスをまた活かせるように、精進するだけです」
 
 その後は写真撮影などを経て、会見を終えた。チームは11日に鹿児島県の指宿に移動し、24日までキャンプを行なう。そして30日、ACL本選出場をかけ、ムアントン・ユナイテッド(タイ)またはジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)とのプレーオフに挑む。

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