38歳でも現役続行へ…インテルやセレソンで活躍の名守護神の新天地は?

2018年01月10日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

すでに38歳だがグローブを脱ぐつもりはない。

昨シーズンからベンフィカで出番が減ったJ・セーザルは昨年11月にフリーエージェントに。新天地を模索している。(C)Getty Images

 かつてインテルやブラジル代表の守護神として活躍したジュリオ・セーザルが、未来の可能性を探っている。
 
 12年夏のインテル退団後、QPRとトロントFCでプレーし、14年夏にはベンフィカに加入。入団から2シーズンはレギュラーを務めたものの、怪我もあって昨シーズンから控えに降格し、ライバルだったエデルソンがマンチェスター・Cに引き抜かれた今シーズンも同じ立場だった。
 
 これを受けて昨年11月28日には、双方合意の上でベンフィカとの契約を解除。フリーエージェントとなった。
 
 すでに38歳だけに一時は引退も囁かれたが、09-10シーズンのインテルでは歴史的なトリプレッタ(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズ・リーグの3冠)に貢献し、ブラジル代表でも87キャップを刻んだ名GKは、まだグローブを脱ぐつもりがない。
 
 今のところ可能性は、メガクラブ(例えばチェルシー)の控えか、あるいはレギュラーとして中国でプレーするか、もしくは古巣フラメンゴに帰還するかのいずれか。
 
 はたしてどんな決断を下すのか?
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
 
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