名門初の日本人に! 井手口陽介の獲得をリーズが正式発表!! 「プレミアリーグでのプレーが夢」

2018年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

自身が目指すプレースタイルは?

昨年12月に行なわれたE-1選手権では存在感のあるプレーを披露した井手口。自身初の欧州で、同じようなパフォーマンスを見せられるか? 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

"浪速の銀狼"の欧州での格闘の日々が、いよいよ幕を開ける。
 
 現地1月9日、チャンピオンシップ(英2部)のリーズが、公式サイトで日本代表MFの井手口陽介をガンバ大阪から獲得したことを発表した。
 
 4日に大阪で記者会見を行ない、リーズに移籍することを発表していた井手口だが、今回は改めてその本拠地であるエランド・ロードを訪問。メディカルチェックや契約書へのサインを完了し、クラブ史上初の日本人選手となった。
 
 その移籍金は公表されていないものの、契約期間は2022年夏までの4年半で、今シーズン終了まではリーガ・エスパニョーラ2部のクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍する。
 
 井手口はクラブの公式インタビューに日本語で応じ、胸を高鳴らせながら、自身の目標を語った。
 
「将来的にプレミアリーグでプレーするのが夢なので、このチームと一緒に昇格することが目標です。試合に出て活躍すれば、正しい選択だったと思えるので、しっかり頑張りたいです」
 
 今シーズンはスペインの2部クラブにレンタルされるとはいえ、G大阪からサッカーの本場イングランドに殴り込むのは、あの稲本潤一(現コンサドーレ札幌)以来となる。井手口は、その偉大な先達がかつてアーセナルやフルアムでやってきたようなプレーを表現することも誓っている。
 
「僕の長所は守備のところなので、やっぱり球際とかで激しく行って観客が盛り上がってくれればいい。期待に応えられるよう、毎試合、しっかり戦っていきたいです」
 
 半年間プレーするスペインについては、「初めてやるところなので……」と前置きしたうえで、「いろんなものを吸収し、こっち(リーズ)に帰ってきて、いろんなプレーを出せればいいかなと思います」と、あくまでイングランドでの未来に焦点を当てた。
 
 ロシア・ワールドカップまで約半年。そのタイミングでの移籍は決して簡単な決断ではなかったはずだが、それでもこだわった欧州の舞台で、井手口は輝きを放てるか。活躍を期待したい。
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